ムギワラギク |
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【ムギワラギクについて】 |
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ムギワラギクは、オーストラリア原産のキク科の秋まき一年草です。花が一斉に咲きますので、大変見栄えのする草花で、丈夫でつくりやすい点も魅力です。ムギワラギク属(ヘリクリサム属)の花に特有のカサカサした花ですので、ドライフラワーとしてよく利用されます。 本来は宿根草ですが、暑さに弱いので一般には一年草として扱われています。高性種と矮性種があり、プランターや鉢に植えるときは矮性種が管理がしやすいですが、花壇で立体感を出したいときは高性種が向いています。 別名を帝王貝細工と言いますが、これは昔から使われていて、ムギワラギクよりもなじみのある名前かもしれません。なぜ帝王貝細工と言われるようになったのか、確実ではないですが、アンモビウムの別名が貝細工ですので、それよりも大きくて華やかな花が咲くので、貝細工の上に帝王と付いたのではないかと推測されます。 なお、ヘリクリサムの仲間のシルバーキャンドルやカンザシヒメ(ヘリクリサム・カッシニアナム)は、それぞれのページをご覧ください。 【栽培メモ】 ブライトビキニを播いたところ発芽率もよく、また、苗の生育もよいので大量の苗ができて、植えるところがなく困ってしまいました。 やや耐寒性が弱いので、上の写真は厳冬期は霜除けをしています。また、高温多湿に弱く、夏がくる前に枯れてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ムギワラギクの概要】 |
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草丈 矮性種は30〜40pほどですが、高性種は60〜90pになります。 花 花に手を触れるとカサカサしています。これはも、花弁の外側が花を包む総苞で、ケイ酸を含んでいて硬いためです。 花はキラキラとした金属光沢があり美しいものです。花径は3〜6pほどで、花色は、白、黄、オレンジ、紅色などです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的強いですが、温暖地でも特に寒いときは霜除けをした方が安心です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Helichrysum・・・・・heli(太陽)+chrysos(黄金色の)が語源です。 bracteatum・・・・・「包葉のある」、「包のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ プランターなどで栽培する際は、過湿にならないように育てることが大切です。 ※ 草丈が高くなる品種は、摘芯をしておくと草丈が低くなり花付きも多くなります。 タネまき 発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月中旬に播きます。寒冷地では春まきが一般的です。 育苗箱やピートバンにバラまきし、覆土は2〜3mm程度とします。あまり過湿にしすぎると苗が根腐れすることがあります。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットや小鉢に植え替えて育苗します。 植え付け タネから育てたときは、本葉が7〜8枚になって、ポットの底に根が回ったらにら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。 株間 20〜30pほどにします。あまり密植しすぎると通風が悪くなって立ち枯れ病が発生することがあります。 プランターに植える場合は標準のプランターに3〜4株ほど植えます。鉢植えは、5号鉢に1本植えます。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりがよく、水はけのよいところに植え付けます。 プランターなどで栽培するときも、日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 プランターなどで栽培する際は、過湿にならないように育てることが大切です。 矮性種の場合は必要ないですが、草丈が高くなる品種は、摘芯をしておくと草丈が低くなり花付きも多くなります。 冬の管理 関東以西の温暖地では、特に寒い時期は霜除けをした方が安全です。その他の地域は冬は霜除けが必要です。 肥料 植えつけの際、1u当たり30gほどの化成肥料を施します。追肥は不要です。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 ほとんどありません。たまにアブラムシがつくことがあります。 |
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