ヘリクリサム

ヘリクリサムの花
写真 'シルバーキャンドル'
撮影時期 2009.4.19
栽培状況 開花株購入

科名

キク科

属名

ムギワラギク属

学名

Helichrysum spp.

園芸分類

多年草

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

5〜6月

【ヘリクリサムについて】

ヘリクリサムは、ムギワラギク属の属名で、南アフリカ原産の多年草(一年草)です。この属の中では、一年草のムギワラギク(帝王貝細工)がもっともよく栽培されていますが、カンザシヒメペーパーデージーなども栽培されています。ここでは、それ以外の多年草のヘリクリサムの仲間を取り上げています。

ヘリクリサムの仲間は一般に高温多湿に弱いですが、ここで取り上げている多年草のヘリクリサムも夏場の管理が大切になります。

【栽培メモ】

'シルバーキャンドル' と 'ホワイトフェアリー' を鉢植えで育ててみましたが、花は比較的よく咲いてくれました。残念ながら、夏の管理が不十分だったせいもあり、いずれも夏越しはできませんでした。

一方、'エンバーグロウ' は、夏場は明るい日陰に置いて、やや乾燥気味に育てたところなんとか夏を越すことができました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヘリクリサムの概要】

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

エンバーグロウ’の花

エンバーグロウ’(2022.5.10)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

耐暑性が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい〜かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Helichrysum・・・・・heli(太陽)+chrysos(黄金色の)が語源です。

retortum・・・・・「ねじれた」、「曲がった」

【主な種類と品種】

多年草のものを紹介します。

'シルバーキャンドル'
H. retortum 'Silver Candle'

草丈は15pほどです。つぼみがロウソクの炎に似ているところから、シルバーキャンドルという名前がついています。

花径は3〜4pほどで、白花です。

'ホワイトフェアリー'
'white fairy'

シルバーがかった葉が魅力の品種です。花は白色です。(写真下)

'ルビークラスター'
'Ruby Cluster'

草丈は30〜40pほどです。銀葉のコンパクトな株で、美しい花色の変化が楽しめます。

'エンバーグロウ'
'Ember Grow'

こちらも銀灰色の葉が美しい品種です。(写真:中)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 多湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。

植え付け

多湿、特に夏の高温多湿に弱いので、鉢植えでの栽培になります。苗が春先に園芸店やホームセンターなどに出回りますので、通常は、これを買って育てます。

購入した苗の鉢が小さく根詰まり気味のときは、一回りもしくは二回り大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などが一例です。

ヘリクリサム‘ホワイトフェアリー’の花

‘ホワイトフェアリー’(2014.4.1)

置き場所

夏場以外は日当たりのよいところで管理します。

日常の管理

多湿を嫌いますので、やや乾燥気味に育てます。鉢の表面が乾いたら水やりしますが、乾燥させすぎると葉が萎えるので注意します。

夏の管理

高温多湿に弱いので、初夏から風通しの涼しいところに、真夏は明るい日陰に移します。また、多湿にならないように注意します。

冬の管理

耐寒性はそれほど強くないので、室内若しくは軒下等の霜の当たらないところに置くようにします。

肥料

多肥にする必要はありません。春と秋に緩効性の固形肥料を与るようにします。

病気・害虫

特にないようです。

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