かんざし姫

かんざし姫の花
写真 かんざし姫
撮影時期 2006.3.19
撮影場所 開花株購入

科名

キク科

属名

ムギワラギク属

学名

Xerochrysum cassinianum

園芸分類

秋まき一年草

別名

ヘリクリサム・カッシニアナム

原産地

オーストラリア

主な用途

鉢植え

花期

3〜4月

【かんざし姫について】

かんざし姫は、オーストラリア原産のキク科ムギワラギク属の一年草です。ヘリクリサム・カッシニアナム(Helichrysum cassinianum)の品種名ではないかと思っていましたが、品種名ではなく本種の流通名かもしれません。

というのも、ヘリクリサム・カッシニアナムには標準和名がないので、そのあたりが明瞭性を欠く原因ですが、とりあえず、かんざし姫=ヘリクリサム・カッシニアナムとしておきます。なお、本種はヘリクリサム属からムギワラギク属(Xerochrysum)に変更されています。

細く伸びた茎の先端付近に、カサカサした小さな花がたくさん咲きます。以前は、草丈が30pほどのものが流通していましたが、最近、草丈が15pほどの品種も園芸店やホームセンターなどに出回っています。

【栽培メモ】

耐暑性が弱く夏には枯れてしまいましたが、長い間、花が楽しめました。

一年草ですが大手の種苗会社のカタログを見てもタネは販売されていません。タネが採れたら、一度、播いてみようと思っています。

【育て方は下へ ↓ 】

【かんざし姫の概要】

草丈

10〜30pほどです。

花は小さく花径1.5pほどですが、花茎がたくさん伸びて、その先に数多くの花が咲きます。

ムギワラギク属ですので、花はカサカサとしています。

かんざし姫の花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 (開花株は)やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性はやや弱く、霜に当てないようにします。耐暑性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Xerochrysum・・・・・ギリシャ語の xeros (乾燥した) + chrysos (金色、黄色)が語源です。

cassinianum・・・・・19世紀のフランスの植物学者 Count Henri de Cassini に因むのではないかと思われます。

【主な種類と品種】

'ローズビューティー' という品種があります。園芸店やホームセンターでは、草丈が10pほどのものから30pを超えるものが販売されていますが品種名は付いていませんでした。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿は控え、水やりは株がしおれない程度にします。

植え付け

2月〜3月頃につぼみの付いた株や花の咲いた株が園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って育てます。

こうした株を庭植えにすると寒さで傷んでしまいますので、植えられている鉢が小さいときは一回り若しくは二回りほど大きい鉢に植え替えます。

かんざし姫の花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使うことが大切で、市販の草花用培養土にパーライトを1〜2割ほど加えた用土などを使います。

置き場所

春から育てることが一般的ですので、購入したら、室内の日当たりのよいところで管理します。

日常の管理

過湿は控え、水やりは株がしおれない程度にします。

冬の管理

寒いときに株を手に入れた場合は、室内に置いて育てます。水やりは控えめにします。

肥料

暖かくなったら、花が終わるまで液肥を月2回程度与えます。

病気・害虫

特にないようです。

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