ジャスミン |
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【ジャスミンについて】 |
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園芸上、単にジャスミンという場合、そのような固有の種はなく、モクセイ科ソケイ属の中で、香りのよい花が咲く種類を総称してこう呼んでいます。一般には白花がほとんどです。ハゴロモジャスミンをよく見かけますが、オオシロソケイの別名があるジャスミナム・ニチダム(エンジェルウイング)やペルシャソケイもよく栽培されています。マツリカ(アラビアジャスミン)もこの仲間ですが、別に載せています。 ジャスミンの甘い香りは素晴らしいですが、全体的にやや寒さに弱いことから、庭植えにできるのは関東以西の温暖地でも種類は限られます。もっとも、鉢植えで育てられますので、それ以外の地域でも十分に楽しむことができます。 なお、カロライナジャスミンやマダガスカルジャスミンは、ジャスミンという名前が付いていますがソケイ属の花木ではありません。 また、テイカカズラの仲間のスタージャスミンやシルクジャスミンとも呼ばれるゲッキツもソケイ属の花木ではありません。 【栽培メモ】 ペルシャソケイは庭植えで冬を越しています。エンジェルウイングも軒下で冬を越していますが、2018年に−4度の日があり、この時は枯れこむほどになりました。幸い、春になって芽が出てきて何とか枯れずに済みました。 温暖化は決していいことではないですが、その影響で、庭植できるジャスミンの範囲が次第に広がっているように感じられます。もっとも、突然寒くなる日がありますので、油断はできません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ジャスミンの概要】 |
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樹高 【主な種類と品種】を参照してください。 花 【主な種類と品種】を参照してください。 ワイルドスタージャスミン(2020.5.4) 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性はそれほどありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (冬の寒さに気をつければ)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Jasminum・・・・・・アラビア語のysmynをラテン語化したものです。 officinale・・・・・「薬用の」、「薬効のある」 nitidum・・・・・「輝く」、「光沢のある」 multipartium・・・・・(※ 不詳) |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 剪定は、花後に行うのが基本です。 植え付け 関東以西の温暖地では、耐寒性が比較的強い種類は庭植えできますが、地域により、品種により異なってきますのでなかなか一口には言えません。ハゴロモジャスミンのように軽い霜程度であれば大丈夫な種類もありますが、不安な場合は、剪定をしながら鉢植えで育てると安心です。 春に園芸店やホームセンターにポット苗が出ていますし、種苗会社のカタログにも出ていますので、これを買って育てます。 植え付けの適期は、4〜5月頃です。庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢に植えるときは、購入したら、まずは6号鉢程度に植えて、徐々に鉢を大きくしていきます。 ペルシャソケイ(2007.8.18) 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけますが、北風が当たるようなところは避けるようにします。 鉢植えも、日当たりのよいところに置いて育てます。日当たりが悪いと花付きがよくありません。 植え替え 鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。 鉢から抜いて、一回り大きい鉢に植え替えますが、根鉢はあまり崩さないようします。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。 日常の管理 ツル性のジャスミンを鉢植えで育てる場合は、アンドン仕立てが一般的です。水切れさせると株が弱りますので、特に夏場の水やりには注意します。 剪定 ツル性のジャスミンは枝がよく伸びるので毎年の剪定作業が欠かせません。時期は、花後に行うのが基本です。 冬の管理 ジャスミンは、総じて耐寒性が強いとは言えませんが、関東以西の温暖地では霜の当たらない軒下で冬を越します。もっとも、種類にもよります。寒い地域は、室内に取り込みます。 'クロテッドクリーム'(2022.5.29) 肥料 庭植えの場合は、1〜2月に寒肥として固形の油かすなどの有機肥料を与えます。また、9月ごろに緩効性の化成肥料を追肥します。 鉢植えの場合は、生育期間中は定期的に緩効性の固形肥料を置肥するか、月に2〜3回液肥を与えます。 病気・害虫 特にないようです。 |
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