ハゴロモジャスミン |
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【ハゴロモジャスミンについて】 |
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ハゴロモジャスミンは、中国原産のモクセイ科ソケイ属のつる性低木です。ソケイ属の中でも特に花付きがよく、株を覆うように咲きますので人気のあるジャスミンです。 比較的耐寒性もあり、私の住んでいる野市町周辺でも庭植えができますので、よく植えられています。もっとも、庭に植えた場合、軽い霜程度なら花芽にはそれほど影響はないのですが、少し強い霜が降りると木は枯れないものの花芽が傷んで花が咲かないことがあります。 ハゴロモジャスミンは、つるの伸びが旺盛で、うっかりすると近くの木にとりついてしまいますので、植える場所には注意が必要です。 なお、上の写真は、安芸郡田野町の町道横の空き地に咲いていたものです。大きく広がって、あふれるばかりによく咲いていました。また、周りにすばらしい香りもを漂わせていました。 【栽培メモ】 野市町でもマイナス3℃〜4℃という日が続いたことがありましたが、庭植えのハゴロモジャスミンは、枝先が少し傷んだだけで葉が落ちることもありませんでした。ただし、この年は、花芽が傷んであまりよく咲きませんでした。一方、暖冬の年は、よく咲いてくれます。 近くに、ショウキウツギの木を植えていましたが、この木が大きくなってからは、すっかりハゴロモジャスミンのネット代わりにされてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ハゴロモジャスミンの概要】 |
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樹高 つるがよく伸びますので近くに木が植わっていると絡まっていきます。 花 花径1pほどの白い花ですが、株を覆うように咲きますので開花時は見事です。 また、甘い香りも本当にすばらしいものです。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性が強く、温暖地では庭植えができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい(誘引作業が必要です) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Jasminum・・・・・アラビア語のysmynをラテン語化したものです。 polyanthum・・・・・ギリシャ語の poly(多い)+ anthum(花の) |
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【主な種類と品種】 |
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ジャスミンの仲間は、こちらをご覧ください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋に花芽ができますので、花後から夏のうちに剪定を済ませます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどで開花株が鉢植えで売られていることが多く、通常は、これを買って育てることになります。ですので、一般には、花後の5月頃の植え付けになります。苗木が手に入れば4月でも、9〜10月でもかまいません。 庭植えの場合は、植え穴に腐葉土か完熟堆肥を入れて庭土とよく混ぜ、鉢土を少しくずして植えつけます。植え付け後、つるが伸びてきたらオベリスクやネットに誘引します。また、塀の内側に植えて、伸びてきた枝を外に垂らすこともできます。 鉢植えの場合は、アンドン仕立てが一般的です。市販の培養土に植え付け、支柱をします。園芸店やホームセンターなどで売られている株は鉢が小さいので、大きめの鉢に植えた方がその後の生育がよくなります。 植え場所・置き場所 庭植えの場合は、日当たりと水はけのよいところであればよく育ちます。鉢植えも、日当たりのよいところで育てます。 ただし、近くに花木がある場合、放任していると、どんどんとツルを伸ばして、その花木を取り巻いてしまいます。ですので、庭に植える場合は、ある程度のスペースがほしいところです。 植え替え ハゴロモジャスミンは生長が早いので、鉢植えの植え替えは、毎年、花後に行います。この際、剪定も併せて行います。 剪定 秋に花芽ができますので、花後から夏のうちに剪定を済ませます。 枝の伸びがよいので、伸びすぎたと思って秋に剪定をして花芽まで切ってしまうと、次の年に花が見れないことになります。 冬の管理 鉢植えは、霜の当たらない軒下などに移して、水やりは控えめにします。 肥料 鉢植えは、3月ごろと花後に緩効性の固形肥料を置肥します。庭植えの場合は、肥料を与えなくてもよく育ちます。 病気・害虫 特にありません。 |
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