カロライナジャスミン |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【カロライナジャスミンについて】 |
||||||||||||||||
カロライナジャスミンは、北アメリカ南西部原産のマチン科ゲルセミウム属のつる性花木です。春に、よく伸びた枝に香りのよい鮮やかな黄色の花がたくさん咲きますので、満開になるととても見応えがあります。 枝がよく伸びますので、通常は、フェンスやトレリスなどに誘引して育てますが、大きい鉢を使えば鉢植えでも栽培できないことはありません。 なお、通常、ソケイ属(ジャスミナム属)の中で芳香を持つものジャスミンといいますが、カロライナジャスミンは、ソケイ属の花木ではありません。香りがよいのでジャスミンというの名前が付いたものと思われます。 【栽培メモ】 庭植えにしていましたが、これといった病害虫もありませんでした。枝の伸びがよいので、大きなオベリスクに這わせて育てましたら、とてもよく咲いてくれました。 耐寒性があり、特に防寒はしなくても冬を越し、寒さで落葉するようなことはありませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【カロライナジャスミンの概要】 |
||||||||||||||||
樹高 つる性で、伸びる力が強いので植えて3年目になると3mくらいには楽に伸びます。 花 花の大きさは径2p程度で、花付きがよく枝一杯に咲きます。 よく見ると、正月頃には、早くも枝に小さなつぼみを付けています。そして、3月上旬頃になって咲き始め、4月上旬〜中旬が見頃になります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性が強く、寒さにも比較的強く温暖地では庭植えができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい(ただし、誘引作業が必要です。) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Gelsemium・・・・・ジャスミンのイタリア語 gelsemino に由来します。 sempervirens・・・・・「常緑の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
もともと一重咲きの品種が広く出回っていましたが、最近、八重咲きの品種が販売されています。花色は黄色だけのようです。 |
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 剪定は、花後に行います。 植え付け 植えつけは、3月又は9月下旬〜10月頃が適当ですが、寒冷地は春がよいと思われます。腐食質に富んだ肥沃な土壌を好みますので、植穴に腐葉土もしくはバーク堆肥を十分に入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 鉢植えの場合は、行灯づくりにしますが、つるの伸びが非常によいので10号程度のかなり大きめの鉢が適当です。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え替え 生育がよいので、鉢植えの場合は、できれば毎年、少なくても毎年2年に1回は植え替えます。 植え場所・置き場所 日当たりを好みますので、日のよく当たる場所に植え付けます。鉢植えも同様に、日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 生育期間中、つるがどんどんと伸びてきますので、フェンスなどに枝を誘引していきます。 余裕があれば、径が大きめの高いオベリスクにからませると、花時には見応えがあります。 剪定 剪定は、花後に伸びすぎた枝を切り詰めます。強剪定して仕立て直すときも、花後に行います。 冬の管理 寒さには比較的強く、関東以西の温暖地では庭植えができます。寒冷地は、鉢植えにして室内に取り込んだほうが安心です。 肥料 鉢植えは、生育期間中、緩効性の固形肥料を定期的に与えます。 庭植えの場合は、あまり肥料を与えなくても、よく咲いてくれますが、やせ地の場合などは花後と9月頃に有機質肥料を与えます。 病気・害虫 これといった被害を与えるものはありません。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |