ゲッキツ

ゲッキツの花
写真 ゲッキツ
撮影時期 2018.7.12
栽培状況 鉢植え

科名

ミカン科

属名

ゲッキツ属

学名

Murraya paniculata

園芸分類

常緑中木

別名

シルクジャスミン

原産地

奄美大島、沖縄、中国南部、東南アジア

主な用途

鉢植え

花期

【ゲッキツについて】

ゲッキツ(月橘)は、奄美大島や沖縄、中国南部そして東南アジア原産のミカン科ゲッキツ属の常緑低木です。別名をシルクジャスミンと言い、園芸店やホームセンターなどでは、もっぱらこの名前で販売されています。

とは言え、ソケイ属のジャスミンの仲間ではありませんので、ここではゲッキツ(月橘)としています。月橘の「月」は、花が月夜によく香ることよるものと言われています。

耐寒性こそ弱いですが、花が咲いた後に秋に実が熟することから、長い間楽しむことができます。観葉植物としても、よく栽培されています。

【栽培メモ】

本来は3mを超えると言われていますが、鉢植えでもなんとか栽培できています。とはいえ、枝の伸びが旺盛なので、すぐに大きな鉢が必要になりました。

花は、木が小さいうちから咲き始めました。月橘とは言いながら昼間でもよい香りがします。

【育て方は下へ ↓ 】

【ゲッキツの概要】

樹高

3〜5mほどになるようですが、鉢植えで剪定しながら育てるとそこまでは大きくなりません。

ミカン科特有の芳香のある白い花が咲きます。

ゲッキツの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。冬には葉を落としますが、暖かくなってきたら芽を吹きます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Murraya・・・・・スウェーデンの植物学者 Johann Andreas Murray への献名

paniculata・・・・・「円錐形の」

【主な種類と品種】

矮性の種類があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏場の水切れに注意します。

植え付け

耐寒性が弱いことから、沖縄など特に温暖な地域を除き、鉢植えでの栽培となります。苗木は、通常は小さな鉢に植えられいることが多いですので、根づまり気味の時は根鉢をあまり崩さないようにして、二回りほど大きい鉢に植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などを使います。

置き場所

日当たりのよいところに置いて育てます。

ゲッキツの花

植え替え

小さい鉢に植えているときは毎年、やや大きめの鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、気温が高くなる4月下旬〜5月頃が適期です。

植え替えを怠ると生育が悪くなり、花も咲かなくなってしまいます。

日常の管理

春から秋にかけては、乾燥させすぎないように注意し、鉢土の表面が乾いてきたら十分に水やりをします。特に、夏場の水切れには注意します。

剪定

枝が伸びすぎて樹形が乱れたら切り戻しをします。芽吹きがよいので、強く剪定をしても差し支えありません。

冬の管理

耐寒性がないので冬は室内に取り込みます。それでも、十分な温度が確保できないときは葉を落としますが、春になって暖かくなると芽を吹いてきます。冬場の水やりは控えめにします。

ふやし方

挿し木で増やすことができます

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥にして与えます。

病気・害虫

カイガラムシなどが付くことがあります。

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