コンボルブルス |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【コンボルブルス・トリコロールについて】 |
||||||||||||||||
コンボルブルスとは、セイヨウヒルガオ属のことです。ヨーロッパ原産のセイヨウヒルガオ(Convolvulus arvensis)を空き地などで見かけることがありますが、この属の中で園芸として栽培されているのは、サンシキヒルガオ(三色昼顔)と呼ばれるトリコロール(C. tricolor)などです。 トリコロール以外には、宿根草のサバティウス(C. sabatius)や小低木のクネオルム(C. cneorum)もよく栽培されています。 ここで取り上げているトリコロールは、春(秋)まき一年草です。やや耐寒性が弱いこともあって、それほど栽培されることが少ないですが、なかなか派手な色彩の花が咲きます。発芽は非常によく、育苗も簡単なのでタネから育てるのは難しくありません。 【栽培メモ】 トリコロールを秋まきにして、年内にプランターに植え付けました。冬場、霜よけをして育てたところ、4月下旬には咲き始め、5月になるとよく咲いてくれました。 一方、春まきにしたときは、ちょうど開花期が梅雨と重なってしまい期待したようには咲いてくれませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【コンボルブルス・トリコロールの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 30cmほどですが、ほふく性で上には伸びず横に広がっていきます。 花 花径5〜6cmの一重の花です。 花色は、中心が黄色、その外側が白、そしてその外側がブルーやピンクなどに分かれていることから、三色昼顔と呼ばれています。 耐寒性・耐暑性
耐暑性が強いと思っていたら、梅雨時にダメになりました。高温多湿が苦手のようです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Convolvulus・・・・・ convolvere(巻き付く)が語源です。 arvensis・・・・・「耕作地の」 tricolor・・・・・「三色の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
コンボルブルス属の中では、宿根草のサバティウス (C. sabatius) と小低木のクネオルム (C. cneorum) もよく栽培されています。 |
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 温暖地では、秋まきの方がよく咲いてくれます。 タネまき 一般的に春まきとされていますが、温暖地の場合は秋まきもできます。根が直根性のためポリポットに播いて育てます。 発芽適温は25度前後ですので、秋まきの場合は、9月中旬〜10月上旬に播き、覆土を5mm程度とします。春まきの場合は4月に入って暖かくなってから播くようにします。 植え付け ポットに根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。 酸性土を嫌いますので、花壇に植える場合は、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 プランターに植える場合は、径が大きくて浅底のボールプランターが適しています。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、若しくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います 株間 25〜30cm程度にします。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 花がらをこまめにつみ取り、株の消耗を防ぎます。 冬の管理 秋まきの場合、庭植えは不織布でトンネルするなどして霜除けします。鉢植えは、軒下など霜の当たらないところで育てます。 肥料 花壇に植えるときは、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど入れて植え付けます。秋に定植したときは、春になったら、追肥として化成肥料を与えます。 鉢やプランターに植えた場合は、元肥の他、秋に定植したときは、暖かくなってきたら液肥を与えます。チッソ肥料を与えすぎると花付きが悪くなるので注意します。 病気・害虫 特にないようです。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |