カンパニュラ |
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【カンパニュラについて】 |
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カンパニュラは、北半球の温帯地方に分布するキキョウ科ホタルブクロ属の草花ですが、単にカンパニュラと呼ばれる種はなく、ホタルブクロ属の園芸品種全体を指しています。宿根草や一、二年草などたくさんの種類がありますが、いずれも花が美しく、個性にあふれています。 いろいろな種類があり形質も異なりますが、総じて暑さに弱いと言えます。ですので、関東以西の温暖地では、宿根草タイプの種類についても、開花株を一年だけ育てる場合はともかく、宿根させるのはやや難しいと言えます。 もっとも、比較的耐暑性がある種類は、適切に管理をすれば、夏の暑さを乗り切ることができます。 カンパニュラの多くは苗を買って育てる場合が多いですが、中にはタネが販売されている種類もあり、タネを播いて育てることができるものもあります。 なお、たくさんの種類がありますので、フウリンソウ(カンパニュラ・メディウム)、ベルフラワー(オトメギキョウ)、モモバキキョウ(モモノハギキョウ)、リンドウ咲きカンパニュラ(カンパニュラ・グロメラータ)、ホタルブクロ、ハタザオキキョウ、'涼姫' は別に取り上げていますので、そちらを参照してください。ここでは、それ以外のものを取り上げています。 【栽培メモ】 ほとんど、季節によって栽培環境の変えられるプランターで育てていますが、猛暑日が多くなった昨今では、以前よりも夏越しが厳しくなってきたように思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【カンパニュラの概要】 |
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草丈 カンバニュラには草丈が高いものから、オトメギキョウのようにごく小型の種類までたいへんバリエーションに富んでいます。詳しくは、「主な種類と品種」を参照してください。 花 (主な種類と品種を参照してください。) 耐寒性・耐暑性
種類によって異なりますが、耐寒性は強いものの、全体的に耐暑性は弱いと言えます。 ただし、中には、関東以西の温暖地でも、夏を越せる種類があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい ※翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい〜かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Campanula・・・・・ campana(鐘)の縮小形 lactiflora・・・・・「乳白色の」 fragilis・・・・・「弱い」、「虚弱な」 medium・・・・・「中間の」 persicifolia・・・・・「モモのような葉の」 glomerata・・・・・「房になった」、「群れになった」 punctata・・・・・「斑点のある」、「小さな点のある」 portenschlagiana・・・・・19世紀の博物学者 Franz Portenschlag-Ledermeyer への献名 rapunculoides・・・・・ラプンクルス属(※ 今は廃止されています。)+ oides(・・・に似ている)が語源です。 rapunculus・・・・・「小さい蕪」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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個別に取り上げている種類は、そちらをご覧ください。 栽培のポイント ※ 総体的に耐暑性が弱いので、夏場は、鉢やプランターを半日陰か明るい日陰の涼しいところに置いて育てます。 植え付け 春先や秋に園芸店やホームセンターなどに苗が出てきますし、春には開花株が出回りますので、これらを買って育てます。 夏の暑さに弱いものが多く、苗を購入して栽培する場合は、季節に応じて移動できる鉢やプランターに植えた方が夏越しがしやすくなります。 苗はポットに植えられていることが多いですが、この場合は、購入したら早めに花壇やプランターなどに植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものに有機石灰を少し加えたものなどを使います。 植え場所・置き場所 全体に耐暑性が弱いので、花壇に植えるときは落葉樹の下や午後は日陰になるようなところが適しています。 関東以西の温暖地では、それでも夏を越えられない種類が大半です。これらは、一年草(二年草)として扱った方が賢明です。 鉢やプランターに植えた場合は、秋から春の間は日当たりのよいところに置きます。 植え替え 夏を越した株は、9〜10月又は3〜4月に株分けを兼ねて植え替えます。 日常の管理 鉢やプランターに植えている場合は、過湿にならないようにします。 花が咲き終わった花茎は、早めに切り戻しておきます。 夏の管理 鉢やプランターは、半日陰か明るい日陰に移します。そうした場所がないときは寒冷紗をかけます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。 ふやし方 夏越しできるものは、株分けで増やすことができます。 肥料 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は生育期間中に液肥を月1〜2回程度与えます。 花壇に植える場合は、春と秋に緩効性の化成肥料を株元に撒いて軽く土になじませておきます。 病気・害虫 ハダニがつくことがあります。 |
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