リクニス・ビスカリア Lychnis viscaria

リクニス・ビスカリアの花
写真 リクニス・ビスカリア
撮影時期 2016.4.26
栽培状況 秋まき後、庭植え(2年目)
科名・属名

ナデシコ科
センノウ属

園芸分類

宿根草

別名

ムシトリビランジ

原産地

ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【リクニス・ビスカリアについて】

リクニス・ビスカリアは、ヨーロッパ原産の花の美しい宿根草で、別名をムシトリビランジといいます。これは、コマチソウ(ムシトリナデシコ)のように花のつけ根に粘つく部分があるためですが、食虫植物ではありません。

ところで、リクニスというのは、通常、センノウの仲間をさしますが、スイセンノウアメリカセンノウは別の項目にしましたので、そちらをご覧ください。

リクニス・ビスカリアのタネを秋に播いて、庭植えにして栽培したところでは、定植するまで少し手間がかかりましたが、栽培は容易でした。開花は、翌々年の春になりましたが、株が大きくなり、よく咲いてくれました。

ただし、耐暑性はそれほど強くはなく、株が大きくなって開花した株を植え替えないでそのままにしてあったところ、ほとんどの株が枯れてしまいました。1日中、日の当たるところに植えていたこともありますが、株分けを兼ねて、早めに植え替えるべきだったようです。

【花の特徴と性質】

リクニス・ビスカリアの花

草丈

草丈は40〜50pほどで、葉は細長く、常緑性です。

長い花茎が伸びてきて、花径2pほどの濃いピンクの小さな花がたくさん咲きます。

一重咲きのほかに八重咲きの品種があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、やや耐暑性が弱く、暖地の場合は、短命な宿根草と言えます。

学名の説明

Lychnis・・・・・・ギリシャ語の lychnos(炎)に由来します。

viscaria・・・・・「粘着力のある」、「ねばねばする」

【主な種類と品種】

八重咲きの‘ローレプレノ'や‘スプレンデンス’という品種が売られています。


【育て方と栽培のポイント】

タネまき

一重咲きの品種は、タネが販売されていますので、タネから育てることもできます。春まきは3月下旬〜4月に、秋まきは9月下旬〜10月中旬にまきます。箱まきにして、覆土は2mm程度にします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットか小鉢に植え替えて苗を育てます。

秋まきの場合は、翌々年の春によく咲いてくれます。

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

リクニス・ビスカリアの花

ポットの底に根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。

春か秋に苗が売られていますので、これを買って植え付けると簡単です。ポット苗の場合は、すぐに花壇やプランターなどに植え付けます。

花壇に植える場合は、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。暖地の場合は、できれば、午後に半日陰になるところが最適です。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。ただし、夏場は、半日陰に移します。

植え替え

花壇に植えた株は、2〜3年したら株分けを兼て植え替えます。暖地の場合は、株が大きくなったら開花後に植え替えないと、株が蒸れて枯れてしまうことになりかねません。

時期は、寒地では春に、暖地では3月中〜下旬又は10月上旬ごろが適しています。

株分けは、掘り上げて3芽ほどに分けるようにします。

鉢やプランターに植えている場合は、2年に1回は植え替えをします。時期や株分けは、花壇の場合とほぼ同様です。

リクニス・ビスカリアの花

株間

花壇に植えるときは25〜30pほどにします。60cmのプランターの場合は、3〜4株ほど植え付けます。

日常の管理

花が終わったら、伸びた花茎を切り取っておきます。

冬の管理

耐寒性がありますので、暖地では、霜除け等は必要ありません。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。後は、春先に化成肥料を与えます。

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用の培養土を使用する場合は、培養土に元肥が入っていますので、追肥として液肥を定期的に施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、追肥として液肥を定期的に施します。

病気・害虫

特にないようですが、アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。