センノウ属 |
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【センノウ属について】 |
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センノウ属にはたくさんの種類があり、大きくは一年草のものと宿根草に分けられますが、ここでは宿根草タイプのものを取り上げています。なお、センノウ(センノウゲ)は、別に取り上げています。 日本に自生しているセンノウ属の宿根草としては、マツモトセンノウやフシグロセンノウなどがあります。センノウ属の中で、よく栽培されているマツモトセンノウは、一応、信州松本の近郊に自生していたものとされていますが、自生地がすでに失われていることもあって、元々自生していたかどうかも明確ではなく、原産地がはっきりしないようです。 センノウ属には、ここで取り上げている以外に、アメリカセンノウや種間交配種などもありますが、それらは別に取り上げています。 【栽培メモ】 やや暑さに弱いので、マツモトセンノウを小型のプランターで育てたところ、開花まではよかったのですが、株が大きくなると夏に枯れてしまいました。置き場所がよくなかったと思われます。 |
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【センノウ属の概要】 |
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草丈 「主な種類と品種」を参照してください。 花 「主な種類と品種」を参照してください。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり育てやすい宿根草ですが、夏の高温を嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 (関東以西の温暖地で、宿根させるのは)やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Lychnis 学名の説明 Lychnis・・・・・・ギリシャ語の lychnos(炎)に由来します。 bungeana・・・・・ロシアの植物学者の Alexander von Bunge への献名 sieboldii・・・・・シーボルトへの献名 miqueliana・・・・・19世紀のオランダの植物学者 Friedrich AW Miquel への献名 kiusiana・・・・・「九州の」 wilfordii・・・・・日本でも活動したイギリスの植物学者で植物コレクターでもあった Charles Wilford への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、主としてマツモトセンノウなど日本に自生しているセンノウ属を中心に育て方を記載しています。 栽培のポイント ※ 5月中旬から6月中旬頃に摘心して側枝を伸ばすようにします。 植え付け 植え付けは、春は3月下旬から4月、秋は10月が適期です。園芸店やホームセンターなどではあまり見かけませんので、種苗会社のカタログなどで手に入れる方が早道かと思います。 庭植えも可能ですし、鉢やプランターでも栽培できますが、夏の高温多湿を嫌いますので、関東以西の温暖地では、季節に応じて栽培環境を変えられる鉢やプランターの方が育てやすいと言えます。 鉢植えの用土 山野草の培養土、あるいは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを5:3:2程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭植えにする場合は、落葉樹の下など夏場の強い直射日光を避け、午前中多少日が当たるようなところを選びます。 鉢やプランターに植えた場合も、春と秋は、半日陰程度になるところに置いて育てます。 株間 20pほどにします。 植え替え 小さめの鉢に植えているときは毎年、プランターなどは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、3月下旬〜4月頃が適期です。 日常の管理 宿根草タイプの植え替えは春に行いますが、温暖地の場合は秋でも植え替えができます。 5月中旬から6月中旬頃に摘心をすると側枝が伸びてくるので花付きがよくなります。 夏の管理 夏の高温と強光が苦手ですので、夏越しがポイントになります。鉢やプランターは、直射日光を避け、明るい日陰に置くようにします。風通しがよければ最適です。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、乾燥させすぎないようにして、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 ふやし方 植え替えの時に株分けをして増やすことができます。また、挿し芽もできますので、5〜6月頃にバーミキュライトなどに挿します。 肥料 春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 アブラムシに注意します。 |
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