ユリオプスデージー

ユリオプスデージーの花
写真 ユリオプスデージー
撮影時期 2018.12.1
栽培状況 庭植え

科名

キク科

属名

ユリオプス属

学名

Euryops pectinatus

園芸分類

半耐寒性低木

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

10〜5月

【ユリオプスデージーについて】

ユリオプスデージーは、南アフリカ原産のキク科ユリオプス属の低木です。本種の特徴は、何といっても花期の長いことにあります。10月には咲き始めていますので、真冬を除き、おおよそ半年近く咲いています。これだけ花期の長いものは、他にはあまりないように思われます。

また、大変丈夫で、暑さ寒さにも比較的強く、切り戻しをしながら育てると毎年花が楽しめます。特に、花の少なくなる時期にもよく咲いてくれます。

ユリオプス属の仲間では、マーガレットコスモスゴールデンクラッカーのほかユリオプス・アブロタニフォリウスが栽培されますが、いずれも南アフリカ原産で黄色い花が咲くところが共通しています。

【栽培メモ】

ほとんど手間がかかりませんが、放置しておくと草姿が乱れてきますので、定期的に思い切って切り戻しをしています。そうすることで、締まった株になり、見栄えがよくなります。

また、家の南側の庭に植えていますが、強い寒波で少し傷みはしますが枯れることはありません。

【育て方は下へ ↓ 】

【ユリオプスデージーの概要】

草丈

切り戻しをして1mほどで育てますが、放任すると1.5mほどになります。深く切れ込んだ銀灰色の葉に特徴があります。

花径は3〜4pほどの一重の花ですが、八重咲きの品種も出てきています。鮮やかな黄色の花がたくさん咲きますので魅力があります。

また、花の少ない晩秋から咲き始め、4月頃まで咲き続けますので長く楽しめます。

ユリオプスデージーの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

比較的耐寒性があり、関東以西の温暖地では戸外で冬を越します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Euryops・・・・・ギリシャ語の eurys(大きな)+ ops(目)が語源です。

pectinatus・・・・・「櫛状の」

【主な種類と品種】

ユリオプス属では、本種のほかマーガレットコスモスやゴールデンクラッカーのほかユリオプス・アブロタニフォリウスが栽培されます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 草姿が乱れてきたら、花後に思い切って強剪定をします。

植え付け

比較的耐寒性がありますので、温暖地の場合は庭植えもできますが、寒さの厳しいところは鉢植えで育てます。

秋の終わりごろから春にかけてポット苗が売られていますので、買ってきたら、庭に植えるか、大きめの鉢に植え替えます。ただし、寒い時期に買ったときは、庭に降ろすにしても、一旦鉢植えにして暖かいところで育て、春に植える方が安全です。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

株が次第に大きくなってきますので、挿し芽をして株を更新しないと、鉢で栽培を続けるのは大変なように思われます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ユリオプスデージーの花

置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。ただし、夏場は半日陰に移します。

植え替え

根の伸びがよいので、鉢植えの場合は毎年植え替えます。時期は花後の5月ごろが適しています。

日常の管理

鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないよう注意します。

大きくなってくるにつれ、草姿が乱れてきますので、花後に思い切って強剪定をします。強剪定をしても、よく芽を吹いてきます。

冬の管理

比較的耐寒性があるとは言え、鉢やプランターは霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少な目にします。

ふやし方

挿し芽で株を更新することができます。剪定時や植え替え時などに切り取った枝から挿し穂をつくり、赤玉土などに挿しておくとよく発根します。

肥料

鉢植えの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を施します。後は、春と秋に2週間に1回程度液肥を与えるか、もしくは緩効性の固形肥料を置肥ます。

庭に植えた場合は特に必要ありません。

病気・害虫

アブラムシがつくことがあります。

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