ゴールデンクラッカー

ゴールデンクラッカーの花
写真 ゴールデンクラッカー
撮影時期 2004.4.17
栽培状況 開花株購入

科名

キク科

属名

エウリオプス属

学名

Euryops virgineus

園芸分類

半耐寒性常緑低木

別名

ユリオプス・ゴールデンクラッカー

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

1〜5月

【ゴールデンクラッカーについて】

ゴールデンクラッカーは、南アフリカ原産のキク科ユリオプス属の半耐寒性常緑低木です。この名前は、ヴィルギネウス(Euryops virgineus)という種に付けられた流通名で、品種名ではなさそうです。

冬から春先に見かける花で、園芸店やホームセンターなどは年末から売られています。黄色の鮮やかな花がたくさん咲いて、一見すると木のようには見えませんが常緑低木です。

よく見かけるユリオプスデージーの近縁種ですが、ユリオプスデージーほど丈夫ではなく、霜に当たると枯れてしまうので耐寒性は強くありません。また、夏の高温多湿も苦手です。

【栽培メモ】

花後に庭植えにしてみましたが、梅雨から夏になる頃には枯れてしまいました。温暖地の場合、庭植えでは夏越しは難しいようです。

鉢植えにして、夏場、あまり日の当たらない涼しいところに置いてあったところ、なんとか夏を越すことがでました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ゴールデンクラッカーの概要】

樹高

一般に、園芸店やホームセンターで販売されているのは40〜60pですが、鉢植えではその程度です。

購入した株のラベルには、80cm〜1mとなっていましたので、本来はそのくらいにはなるようです。

花は黄色の小さなものですが、たくさんの花をつけますのでとてもぎやかです。

ゴールデンクラッカーの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性、耐暑性ともそれほど強いとはいえません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Euryops・・・・・・ギリシャ語の eurys(大きな)+ ops(目)が語源ですが、その由来は不確かです。

virgineus・・・・・「手を加えていない」

【主な種類と品種】

ユリオプス属では、本種のほかユリオプスデージーマーガレットコスモス、それにユリオプス・アブロタニフォリウスが栽培されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿にならないようにします。

植え付け

12月頃から園芸店やホームセンターなどで開花株が販売されていますので、これを買って育てます。耐寒性がやや弱いので、通常は鉢での栽培になります。

購入した株の鉢が小さくて根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

一般の草花用培養土のほか、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(川砂)を6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。

ゴールデンクラッカーの花

置き場所

日当たりと通風のよい場所で管理します。夏は、半日陰になるところに移します。

植え替え

植え替えは、毎年、もしくは少なくても2年に1回、花が終わってから行います。

日常の管理

乾燥には強いですが、過湿に弱いので、水やりはやや控えめにします。梅雨時や長雨のときは、雨のかからないところに移します。

下の方の葉が枯れきたら、花後に思い切って切り戻をして樹形を整えます。

夏の管理

夏の高温多湿が苦手ですので、夏場は、半日陰の涼しいところに置くようにします。

鉢植えの場合、夏場は鉢土が乾きやすいので、乾燥させすぎないように注意します。

冬の管理

温暖地以外は、冬は室内で管理した方が安全です。温暖地の場合は、軒下などに置けば大丈夫ですが、寒い時期に開花株を購入した場合は、室内で花を楽しみます。

ふやし方

挿し木ができます。 時期は5〜6月頃が適期です。バーミキュライトなどに挿せば比較的容易に発根します。

肥料

それほど多肥にする必要はありません。植え付け時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜ込んでおき、後は、生育期間中に液肥を月に1〜2回程度施します。

病気・害虫

特にないようです。

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