カノコユリ |
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【カノコユリについて】 |
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カノコユリは、四国、九州、台湾などに自生するユリです。花被の内側が鹿の子模様であることが名前の由来です。花が美しく、また、比較的栽培しやすいことから、よく見かけるユリのひとつです。 基本種は、花被の内側が桃色で、基部に濃い紅色の斑点があって鹿の子模様になりますが、色幅があります。 【栽培メモ】 午後、日陰になる庭に植え付けたところ、よく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【カノコユリの概要】 |
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草丈 1〜1.5mほどです。 花 径は15pほどで、開花時には花が斜めに傾き、花弁が反り返ります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Lilium・・・・・ギリシャ語の leirion(ユリ)が語源です。 speciosum・・・・・「美しい」、「きれいな」 |
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【主な種類と品種】 |
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ユリの仲間は、こちらをご覧ください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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植え付け 10月中旬〜11月上旬が植えつけの適期です。ユリの球根は乾燥を嫌いますので入手したらすぐに植えつけます。 植えつける1週間ほど前に、苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。 植えつけに当たっては、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて30〜40cmほど掘り起こします。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂(パーライト)を5:4:1程度に混ぜた用土などを使います。 植え付けの深さ ユリは、球根から出た茎の土中部分にある根が栄養分を吸収するので、深植えにする必要があります。 目安としては球根の3〜4倍ほどにしますが、もっと深く植えても問題はありません。深く植えると、夏の地温上昇の影響を受けにくくなり、むしろ、ユリに適した環境をつくることになると言えます。 鉢植えの場合は、球根1個もしくは1個半ほど鉢土がかかるように植え付けます。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところを好みます。ただし、西日が当たるような場所は避け、午前中日の当たるところが適しています。 鉢やプランターに植えた場合は、風通しのよいところに置きます。春まで地上に芽が出てきませんので日陰でかまいません。春になって芽を出してきたら、日当たりのよい場所あるいは明るい半日陰に置いて育てます。 株間 球根と球根の間に2個又は2個半ぐらいが入る程度にします。 植え替え 植えてから3〜4年ほど経つと、何となく元気がなくなりますので10月〜11月上旬に球根を掘り出します。丁寧に分けてから水洗いをして土を落とし、日陰で乾かしたのち、球根を消毒をします。 消毒をした球根は、日陰で乾かした後、できるだけ早く別の場所に植えつけます。ユリは、乾燥して貯蔵することは不可です。 鉢植えは、毎年新しい用土に植え替えます。 日常の管理 植え付ければ、後は特段の管理は不要ですが、花が終わったらすぐに摘み取ります。 地上部の葉が半分ほど枯れてきたら、地際で切り戻しをします。 夏の管理 鉢やプランターに植えている場合は、梅雨時になったら、雨のかからない場所に移しますが、梅雨明けから夏場は、涼しい半日陰に置きます。 冬の管理 鉢やプランターで育てている場合は、冬場でも、鉢土の表面が乾いてきたら水やりを忘れないようにします。 ふやし方 カノコユリに限らずユリは分球しにくい球根ですが、カノコユリは木子ができますので、これを植えて増やすことができます。 植え替えの時に、木子を取って5cmほどの深さに植え付けます。2年もすると立派な球根になります。 肥料 庭植えの場合は、植え付け時に、土に被せる土に緩効性の化成肥料を混ぜて植え付け、芽が出る頃に追肥します。 鉢やプランターで育てる場合は、庭植えと同様に施肥し、芽が出たときと花後に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 アブラムシがつきやすいので、早めに駆除します。アブラムシはユリの大敵であるモザイク病を媒介するので、特に注意が必要です。 そのほか、水はけが悪いと夏の高温時に白絹病が発生することがあります。 |
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