ボタンクサギ

ボタンクサギの花
写真 ボタンクサギ
撮影時期 2015.6.28
栽培状況 庭植え

科名

シソ科

属名

クサギ属

学名

Clerodendrum bungei

園芸分類

落葉低木

別名

ヒマラヤクサギ、
ベニバナクサギ

原産地

中国南部,インド北部

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜9月

【ボタンクサギについて】

ボタンクサギは、中国南部やインド北部原産のシソ科クサギ属の落葉低木です。木の姿からはあまり美しい花を想像しにくいですが、写真のようになかなか美しい花を咲かせてくれます。また、丈夫で、木もあまり大きくなりませんので、手軽に楽しむことができます。

クサギの仲間なので、葉が臭いように思われますが、葉や枝を切ったり、すりつぶしたりしなければいやな匂いがするというわけではありません。また、花は、強くはありませんが、よい香りがします。

なお、気をつけないといけないことは、ボタンクサギはこぼれダネからあちこちに芽を出すということです。ですので、増えすぎないよう植える場所を吟味しないと、後で少し困ることになります。

【栽培メモ】

丈夫で、育てやすい花木ですが、ひとりでに生えた木を取り除くのに少々手間がかかっています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ボタンクサギの概要】

樹高

あまり高くならず1〜1.5mほどです。

写真のように、ピンクの小さな花がたくさん集まって大きなまり状になります。直径が12〜15pほどになりますので見応えがあります。

ボタンクサギの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐暑性、耐寒性がありますが、庭植えは東北地方南部以南が適地です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Clerodendrum・・・・・ギリシャ語の cleros(運命)+ dendros(樹木)が語源です。

bungei・・・・・19世紀のロシアの植物学者 Alexander von Bunge への献名

【主な種類と品種】

クサギ属の仲間には、ゲンペイカズラブルーエルフィン、それにクラリンドウなどがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ こぼれダネからあちこちに生えてきますので、早めに引き抜く必要があります。

植え付け

園芸店やホームセンターなどには、花の咲いた株が5〜6月頃に売られていますし、種苗会社のカタログにも載っています。

購入したら、庭に降ろすか、大きめの鉢に植え替えます。ポットに植えられている場合は、二回り以上大きい鉢を使用します。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ボタンクサギの花

植え場所・置き場所

日当たりのよいところが適しています。鉢植えも日当たりのよいところに置きますが、夏は水切れを避ける意味でも半日陰に置くようにします。

日常の管理

花が終わったら、早めに取り除く程度で、手間はかかりません。

ただし、こぼれダネからあちこちに株が出てくるので早めに引き抜く必要があります。遅れると根を張ってしまいますので、手では引き抜けなくなります。

剪定

葉が落ちる時期になったら、不要な枝や伸びすぎた枝を切り詰めておきます。

肥料

庭植えの場合は、特に必要ありません。鉢植えの場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

アオバハゴロモの幼虫がつきやすいので、駆除する場合は殺虫剤を散布します。

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