フロックス |
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【フロックスについて】 |
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フロックスというのはクサキョウチクトウ属のことですが、単にフロックスと言えば、ここで取り上げているフロックス・ドラモンディを指す場合が一般的です。テキサス州原産の秋播き一年草です。 本種の和名はキキョウナデシコですが、キキョウやナデシコとは別属で、何故こうした名前が付けられたのかよくわかりません。 それはともかく、まとめて植えると、花時には株が花に覆われるほどによく咲きますので、花壇が一段と華やかになります。 なお、クサキョウチクトウ属の中では、宿根草になる種類もよく栽培されますが、宿根フロックスは別項目にしてありますので、そちらを参照してください。 【栽培メモ】 ウドンコ病にやや弱いのが難ですが、その点にさえ気をつければ栽培は容易です。ポリポットに播きましたが、育苗も特に難しいことはありませんでした。 霜除けと開花期を早めるために、冬は不織布でトンネルをしたところ、充実した株になって、4月に咲き始めました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【フロックス・ドラモンディの概要】 |
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草丈 20〜30pほどです。草丈が低いので、鉢やプランターで栽培するのにも適しています。 花 花径2p程度の5弁の花が株を覆うように咲いてくれます。花が美しいうえに花期が長いところが魅力です。 花色は、白、ピンク、赤、ブルーなどがあります。花弁に切れ込みのあるスターフロックスは複色花が一般的で、こちらも人気があります。 'グラミーピンク&ホワイト'(2020.5.1) 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的ありますが、寒さの厳しいときは霜よけをした方が安全です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Phlox・・・・・ギリシャ語の phlogos(炎)が語源です。 drummondii・・・・・19世紀のスコットランドの博物学者 Thomas Drummond への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 定植する際に、摘芯をすると枝数も増え、花がたくさん咲きます。 ※ 秋に花壇に定植したときは霜除けをした方が安心です。 タネまき 9月下旬から10月中旬にタネを播きます。早く播きすぎると発芽率が低くなりますので、涼しくなってから播くようにします。寒い地域は春まきになります。 育苗箱やピートバンなどにタネが重ならないようにまき、覆土は2mm程度にします。ポリポットに直接まいてもかまいません。 箱まきにしたときは、発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替え、薄めの液肥を与えながら育苗します。ポットに播いた場合は、発芽後、苗の状態を見て間引きし、丈夫な苗を1本残すようにします。 'シュガースター'(2019.4.23) 植え付け ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。直根性で移植を嫌うので。定植の時期が遅れないようにします。 庭植えの場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100g撒いて、よく耕しておきます。 植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も混ぜて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25cmにします。60cmの標準のプランターで3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 品種によるかもしれませんが、あまり分枝をしないようであれば、定植する際に摘芯をすると枝数も増え、花がたくさん咲きます。 その他は、花がらを取り除く以外は手間がかかりません。 冬の管理 耐寒性はそこそこありますが、霜に当たると傷みますので、秋に花壇に定植したときは不織布でトンネルをするなどして霜除けをした方が安心です。プランターなどは、霜の当たらない軒下などに移します。 肥料 庭植えの場合は植えつけ場所に、緩効性化成肥料を1uに30〜50g程度施します。追肥はほとんど必要としません。 プランターなどに植えた場合は、花期が長いので、春になったら10日〜2週間に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシとウドンコ病に気をつけます。 特に、フロックスはウドンコ病が発生しやすいので、予防と見つけたら早めに消毒する必要があります。 |
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