落葉性ツツジ |
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【落葉性ツツジについて】 |
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日本は美しいツツジ類の豊富なことで知られていますが、大きくは常緑性と落葉性に分けることができます。園芸的には、サツキ、クルメツツジ、ヒラドツツジのように常緑性のツツジが発展してきましたが、落葉性のツツジは、あまり品種改良がなされていません。当然のことですが、植栽もやや少ないのが現状です。 しかし、落葉性のツツジの中にも美しい花を咲かせるものはたくさんあり、中でも、オンツツジ、クロフネツツジ、ゲンカイツツジなどがよく植えられています。 【栽培メモ】 庭植え、鉢植えの両方で育てていますが、耐暑性がやや弱い種類も少しありますが、ほんんどが栽培しやすいと言えます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【落葉性ツツジの概要】 |
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樹高 一般に栽培されているものは1〜3mほどです。 花 花色は多彩ですが、黄色〜オレンジの花が咲くものは限られます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり丈夫ですが一部にやや耐暑性が弱いものがあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい〜比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Rhododendron・・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ)+ dendron(樹木)が語源です。 weyrichii・・・・・ロシアの植物コレクター Heinrich Weyrich への献名 mucronulatum・・・・・「細微突形の」 schlippenbachii・・・・・(※ 未確認) macrosepalum・・・・・ギリシャ語の macro(大きい、長い)+ sepalum(がく片)が語源です。 viscosum・・・・・「粘着力のある」、「ネバネバした」 |
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【主な種類と品種】 |
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落葉性のツツジにはたくさんの種類がありますが、カタログなどでよく見かけるものを紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 自然に樹形をつくっていきますので、それほど剪定の必要はありません。 植え付け 一般的に、落葉性のツツジは11〜12月又は2〜3月の葉のない時期に植え付けます。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と、やや酸性の土壌を好むのでピートモスも併せて入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 この際、根鉢は周囲を少しほぐす程度にして植えつけます。あまり根鉢を崩すと、後の生育が悪くなります。 鉢植えの用土 酸性土壌を好むので、鉢植えの用土は鹿沼土を主体にしたものが適しています。鹿沼土に腐葉土(又はバーク堆肥)を2〜3割入れた用土などを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。耐暑性の弱い種類は、午後は日陰になるようなところが適しています。 日当たりが悪いと花付きが悪くなって、ツツジ本来の花の美しさを味わうことができません。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。 植え替え 鉢植えは、2年に1回は植え替えます。 鉢から抜いて、表土と根鉢の土を軽く落として、一回り大きい鉢に植え替えます。 同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。 剪定 落葉性のツツジは、自然に樹形をつくっていきますので、それほど剪定の必要はありません。 また、常緑性のツツジと比較して、萌芽力が弱いので、大きくなりすぎた場合を除き、全体を刈り込むような剪定は避けるようにします。 花後に、伸びすぎた枝を切り戻し、密生している枝をつけ根から切る程度にしておきます。 肥料 1〜2月ごろと花後に、油カスを主体にした有機質肥料を与えます。 病気・害虫 最大の害を与えるのは、ベニモンアオリンガです。この害虫は、蕾を食い荒らします。 また、グンバイムシが発生すると、葉の色が白っぽく汚れてきます。 |
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