タツタナデシコ |
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【タツタナデシコについて】 |
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タツタナデシコは、ヨーロッパ東部から南部にかけて分布するナデシコ科の宿根草で、カーネーションをはじめ種々の園芸品種の交配親として利用されてきました。 日本への渡来は明治末期と言われていますが、日本の風土にも合っているのか、あちこちで見かけることができます。 'スイートネス' という園芸品種は、花色に変化があり、バニラのような香りもすばらしいので育てる楽しみが満喫できます。 【栽培メモ】 写真の 'スイートネス' は花壇に植えたものですが、ほかのナデシコ類と同様、タネまきから開花まで特段難しいことはありませんでした。また、夏の暑さで枯れる株も多少ありましたが、半分から三分の二程度は夏を越し、翌年もきれいに咲きました。 もっとも、最近の温暖化の影響でしょうか、それとも植えた場所の違いによるものか、2019年は、かなりの株が開花後の夏に枯れてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【タツタナデシコの概要】 |
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草丈 草丈は30p程度です。 花 花径3〜4pの一重で、花色はピンクが主です。 'スイートネス' という品種は、バニラのような香りも魅力です。 耐寒性・耐暑性
耐寒性と比較すると耐暑性は少し弱いと言えます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Dianthus・・・・・・ギリシャ神話の神 Dios(ジュピター)+ ギリシャ語の anthos(花)が語源です。 plumarius・・・・・「羽毛状の」 |
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【主な種類と品種】 |
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在来種(写真:最下段)のほかに 'スイートネス' という品種のタネが出ています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 宿根させて、翌年も花を楽しもうとするなら、夏の強い西日が当たるような場所は避けた方が賢明です。 タネまき 発芽適温が20度ですので、9月中旬〜10月中旬に播きます。ピートバンか育苗箱にバラまきとし、タネが隠れる程度に覆土します。 発芽後、本葉が3〜4枚になったら、3号のポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。寒さの来る前にしっかりと根を張らせることが大切です。 花壇に植える場合は、あらかじめ植えつけ場所に苦土石灰を1uあたり50〜100gほど撒いて耕しておきます。 植えつける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25p程度にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。もっとも、半日陰程度でも差し支えはありません。 ここに掲載した写真の株は、午前中日が当たり、午後は日陰になるところに植えていました。 宿根させて、翌年も花を楽しもうとするなら、夏の強い西日が当たるような場所は避けた方が賢明です。 鉢やプランターに植えた場合も、秋から春は日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 花がたくさん咲きますので、花後に切り戻しをして株の負担を減らし、また、風通しをよくします。そうすると宿根しやすくなります。 夏の管理 初夏になったら、鉢やプランターは半日陰に置きます。真夏は明るい日陰でもかまいません。 冬の管理 耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。ただし、温暖地以外では、定植した年の冬は霜除けをした方が安心です。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり50gほど入れます。ほとんどの場合、追肥は必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 それほど被害を与えるものはありませんが、アブラムシが付くことがあります。 |
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