タツタナデシコ Dianthus plumarius

タツタナデシコの花
写真 タツタナデシコ 'スイートネス'
撮影時期 2008.5.3
栽培状況 秋播き後、庭植え
科名・属名

ナデシコ科
ナデシコ属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

ヨーロッパ東部〜南部

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【タツタナデシコについて】

タツタナデシコは、ヨーロッパ東部から南部にかけて分布するナデシコ科の宿根草で、カーネーションをはじめ種々の園芸品種の交配親として利用されてきました。

日本への渡来は明治末期と言われていますが、日本の風土にも合っているのか、あちこちで見かけることができます。

「サカタのタネ」から 'スイートネス' という品種のタネが出ていますが、花色に変化があり、バニラのような香りもすばらしいので育てる楽しみが満喫できます。タツタナデシコを栽培したことのない方は、育ててみてはどうでしょうか。

栽培したところでは、ほかのナデシコ類と同様、タネまきから開花まで特段難しいことはありませんでした。写真の 'スイートネス' の場合、夏の暑さで枯れる株も多少ありましたが、半分から三分の二程度は夏を越し、翌年もきれいに咲きました。

【花の特徴と性質】

タツタナデシコの花

草丈

草丈は30p程度です。

花径3〜4pの一重で、花色はピンクが主です。 'スイートネス' という品種は、バニラのような香りも魅力です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性とも強く、丈夫な宿根草です。ただし、耐寒性と比較すると耐暑性は少し弱いと言えます。

学名の説明

Dianthus・・・・・・ギリシャ神話の神 Dios(ジュピター)+ ギリシャ語の anthos(花)が語源です。 

plumarius・・・・・「羽毛状の」

【主な種類と品種】

「サカタのタネ」から 'スイートネス' という品種のタネが出ています。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温が20度ですので、9月中旬〜10月中旬に播きます。ピートバンか育苗箱にバラまきとし、タネが隠れる程度に覆土します。

発芽後、本葉が3〜4枚になったら、3号のポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。寒さの来る前にしっかりと根を張らせることが大切です。

タツタナデシコの花

花壇に植える場合は、あらかじめ植えつけ場所に苦土石灰を1uあたり50〜100gほど撒いて耕しておきます。

植えつける際は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25p程度にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。もっとも、半日陰程度でも差し支えはありません。

ここに掲載した写真の株は、午前中日が当たり、午後は日陰になるところに植えていました。

宿根させて、翌年も花を楽しもうとするなら、夏の強い西日が当たるような場所は避けた方が賢明です。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

タツタナデシコは宿根草ですが、大株になると夏の暑さで枯れてしまうことがありますので、タネから育てた株が大きくなったら、翌年の秋に株分けしたほうが安全です。

タツタナデシコの花

花がたくさん咲きますので、花後に切り戻しをして株の負担を減らし、また、風通しをよくします。そうすると宿根しやすくなります。

冬の管理

耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。ただし、暖地以外では、定植した年の冬は霜除けをした方が安心です。

肥料

植え付け時に化成肥料を50gほど与えます。

病気・害虫

それほど被害を与えるものはありませんが、アブラムシが付くことがあります。

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