宿根ラナンキュラス

宿根ラナンキュラスの花
写真 宿根ラナンキュラス レクタ
撮影時期 2005.4.17
栽培状況 庭植え

科名

キンポウゲ科

属名

キンポウゲ属

学名

Ranunculus repens

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

ヨーロッパ〜中近東

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【宿根ラナンキュラスについて】

ラナンキュラスといえば、だれでも秋植え球根とおもいますが、宿根性のラナンキュラスも栽培されています。

ただし、宿根ラナンキュラスという特定の種類があるわけではなく、よく栽培されているのは、レペンス種(R. repens)の‘ゴールドコイン’などです。写真のレクタは、種小名が未確認ですが、以前に「サカタのタネ」から出ていた種類で、テカテカした花弁がユニークです。

【栽培メモ】

レクタを半日陰の庭に植えてみました。ちょっと暑さに弱そうな印象でしたが、夏を越し、秋になると葉が出てきてたくさん花が咲きました。

【育て方は下へ ↓ 】

【宿根ラナンキュラスの概要】

草丈

20〜30pほどになります。

(主な種類と品種を参照してください。)

宿根ラナンキュラスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

問題は耐暑性ですが、午後日陰になるところに植えてあったところ、花後まもなく葉が枯れたので株もダメになったかと思いましたが、買った3株とも11月になって大きな葉が出てきました。

高知でこの状況ですので、暑さはそれほど問題はないようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Ranunculus・・・・・rana(蛙)の縮小形
※ 美しい花にしてはへんてこな属名ですが、この属の多くが湿地に自生することに由来します。

repens・・・・・「ほふく性の」

【主な種類と品種】

‘ゴールドコイン’

草丈は20〜30pで、花径2cmほどの黄色の八重咲きの花が咲きます。花後にランナーを出し、這うように広がります。(写真下)

レクタ
(※ 種小名は未確認)

黄色の一重咲で花径3〜4pのメタリックな黄色の花が咲きます。暑さ、寒さに強く関東以西の温暖地でも宿根します。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

カタログでは春号に載っていましたが、耐寒性が強いの秋でも差し支えないと思います。

花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

宿根ラナンキュラスの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土を使います。

株間

20〜25cmほどにします。60pのプランターの場合、3株程度が目安です。

植え場所・置き場所

耐暑性は比較的ありますが、花壇に植える場合は夏の日差しが長く当たるところは避け、半日陰になるところに植え付けます。耐陰性があり、半日陰でも花はよく咲きます。

鉢やプランターで育てている場合は夏場は半日陰〜明るい日陰に置きます。レクタは、夏が近づくと葉が枯れて休眠期に入りますので、日陰の涼しいところに置きます。

日常の管理

花が咲き終わってきたら、早めに取り除いておきます。

肥料

庭植えの場合は、それほど多肥にする必要はありません。

鉢やプランターで育てる場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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