ラナンキュラス |
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【ラナンキュラスについて】 |
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ラナンキュラスは、キンポウゲ科キンポウゲ属の秋植え球根で和名をハナキンポウゲといいます。キンポウゲ属の植物は日本にもいろいろな種類が自生していますが、花はいずれも黄色で、園芸的にそれほど魅力のあるものではありません。 園芸として栽培されているのは、アシアティクス種を中心に品種改良されたもので、色鮮やかな花弁の重ねがひときわ厚く、また、大輪の花が咲きますので際立って豪華です。 ですので、秋植え球根はたくさんありますが、花の豪華さの点において、この花の右に出るものは、ちょっと見あたりません。 ところで、ラナンキュラスの球根は、一般的な秋植え球根と異なり、カラカラに乾燥しています。このため、同じような育て方をすると失敗することが多くなります。上手に咲かすには、芽出しをしてから植え付ける必要があります。 ちなみに、キンポウゲ属の属名は、蛙を意味します。これは、多くが宿根草で、どちらかというと湿り気のあるところに自生していることによるものです。ところが、園芸として栽培されている球根性のラナンキュラス(R. asiaticus)の原産地は中近東で、やや乾燥したところを好みます。 【栽培メモ】 いつもは、芽出し後、花壇に植え、冬場は不織布か農ポリでトンネルをして育てていますが、寒さに傷むことなく春になってよく咲いてくれます。 植え付ける時期が遅くなったときは、充実した株にならず期待どおりに咲かなかったことがあります。芽出しをして適期に植えることが肝要かと思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ラナンキュラスの概要】 |
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草丈 草丈は30p〜50p程度です。 花 ひとつの株から、たくさん花茎を伸ばし、その花茎に蕾が何個もつきますので、咲かせる蕾を制限してやると、大輪の花が咲き見事です。 これを怠って、全部咲かせてしまうと花数は多くなりますが、花径が小さくなりラナンキュラス本来の豪華な花が咲きません。 色は、白、黄、ピンク、橙色、赤とそろっていますし、最近は美しい複色花も出回るようになってきました。 耐寒性・耐暑性
秋に植えると年内に葉が出てきますが、霜に当たると傷みます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ranunculus・・・・・rana(蛙)の縮小形 asiaticus・・・・・「アジアの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 芽出しをして植え付けると失敗が少なくなります。 ※ つぼみの数を制限しないと、小さな花ばかりになってしまいます。 植え付け ラナンキュラスの栽培で、最も気を付けることは、9月下旬〜10月頃の暖かい時期に球根をそのまま花壇に植え付けると、雨が降った後などに、球根が急速に水分を吸水して腐ってしまうということです。 花壇に球根をそのまま植え付けるなら、関東以西の温暖地では11月に入って涼しくなってから行います。ただし、あまり遅くなると、開花時までに株が十分大きくならず、満足できる花を見ることができません。 それよりも早く植え付けるなら、事前に、少し湿った砂やバーミキュライトなどを入れたポリポットや小鉢に浅く植えて、涼しいところで徐々に吸水させ、葉や根が出て来るのを待って植え付けると失敗が少なくなります。 花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 芽出しが終わったら、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、緩効性の化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も、芽出しをした苗を植え付ける方が安全です。 鉢植えの用土 市販の球根用培養土又は赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土を使います。 植え付けの深さ 芽出しをしないで、直接球根を花壇に植える場合は、2〜3cmを目安にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。鉢やプランターも日当たりのよいところに置いて育てます。 株間 球根の間隔は、庭植えで15〜20p程度、鉢植えは6号鉢1球が目安です。 日常の管理 ラナンキュラスのつぼみをそのまま全部咲かせてしまうと、小さな花ばかりになってしまいます。 そこで、一つの花茎につぼみは一つだけにして、それ以外の細く充実していない花茎のつぼみを全部取ると、大輪の美しい花が咲きます。 冬の管理 春になるまでに、充実した株にしないとよい花は期待できませんので、花壇の植え付けが遅れた場合は、冬の間、不織布などでトンネルをするとよい結果が得られます。 また、ラナンキュラスは耐寒性がそれほどないので、庭植えの場合は、霜除けということからもトンネル栽培が一つの方法です。 鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに移します。 休眠期の管理 花が終わって、葉が黄色くなってきたら掘り上げて、風通しのよい日陰で保存します。ただし、ラナンキュラスは保存中の温度管理が難しいと言えます。 肥料 植えつけ時に緩効性の化成肥料を施します。暖かくなってくると急速に株が大きくなりますので、花壇に植えた場合は化成肥料を追肥します。 鉢やプランターに植えた場合も、元肥の他に、暖かくなってきて株が大きくなり始めたら、緩効性の化成肥料を追肥します。 その後は、液肥を10日に1回ほど与えます。 病気・害虫 アブラムシには注意し、見つけ次第駆除しなければ、せっかくの花が萎縮してしまいます。 また、水はけが悪いところで育てると灰色かび病が発生することがあります。 |
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