ジャーマンカモミール Matricaria recutita

ジャーマンカモミールの花
写真 ジャーマンカモミール
撮影時期 2009.5.6
撮影場所 南国市にて
科名・属名

キク科
シカギク属

園芸分類

秋まき一年草

別名

カミツレ

原産地

北ヨーロッパ
西アジア

用途

庭植え

花期

4〜5月

【ジャーマンカモミールについて】

ジャーマンカモミールは、ハーブの仲間ですが、花もなかなかきれいなので花壇に植えても見映えがします。

カモミールの名は、「大地のリンゴ」という意味だそうですが、その名のとおりジャーマン種は花に、ローマン種は全草にリンゴに似た甘酸っぱい芳香があります。ローマン種と比較すると、ジャーマンカモミールのほうが花付きがよく、花時は見栄えがします。

ハーブとしての利用は、咲き始めた花を乾燥させたものがハーブティー(ジャーマンカモミールティー)として飲まれています。好みによっては、ハチミツを入れると飲みやすくなるようです。

なお、ジャーマンカモミールはシカギク属で、ローマンカモミールとダイヤーズカモミールはアンテミス属です。どちらもカモミールという名で呼ばれますが属が違っています。

栽培したところでは、9月下旬に箱まきにして育てましたが、発芽も良好で、育苗も簡単でした。ただし、肥料が多すぎたのか、やや徒長気味になって株が倒れそうになってしまいました。(下2枚の写真が花壇に植えて育てたものです。)

【花の特徴と性質】

ジャーマンカモミールの花

草丈

50〜60p程度になります。

花径2pほどの白の一重の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性がありますので、暖地では花壇に植えた場合、霜除けをしなくても冬を越します。

学名の説明

Matricaria・・・・・matrix(子宮)が語源です。これは、マトリカリアの一種が婦人病の薬として用いられたことに因みます。

recutita・・・・・「直線の」、「真っすぐの」

【主な種類と品種】

カモミールの仲間です。

ローマンカモミール
Anthemis nobilis

這性で草丈30pほどになる宿根草で、一重の白花が6〜7月に咲きます。八重咲きもあります。

ダイヤーズカモミール
Anthemis tinctoria

草丈60pほどのイラン、コーカサス地方原産の秋まき一年草(宿根草)で、黄金色の花が5〜6月に咲きます。食用には向かず花壇に植えて花を楽しみます。染料に利用されるようです。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温は20度前後ですので、9月上旬〜10月上旬に箱まきにするかポットに直接まきます。覆土は薄くタネが隠れる程度にします。

発芽したら、ポットに直接まいた場合は、順次間引きしながら充実した苗を残します。箱まきにしたときは、本葉が3〜4枚になったらポットに植え替えて、苗を育てます。

ジャーマンカモミールの花

植え付け

タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。

1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

株間

花壇に植えるときは25〜30p程度にします。

日常の管理

とても丈夫で、ほとんど手間がかかりません。

冬の管理

比較的耐寒性がありますので、暖地では、花壇に植えた株はそのまま冬を越します。鉢やプランターに植えた場合は、軒下などに置き、水やりは控えめにします。

肥料

多肥にすると徒長するので、花壇に植える場合は無肥料でも差し支えありません。

鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を少な目に与える程度で、肥料は控えめにします。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

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