ジャーマンカモミール |
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【ジャーマンカモミールについて】 |
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ジャーマンカモミールは、ヨーロッパから西アジア原産のキク科コシカギク属の秋まき一年草です。ハーブの仲間ですが、花もなかなかきれいなので花壇に植えても見映えがします。 ジャーマンと付いているのは、特にドイツで薬用などに利用されてきたことによるものです。また、カミツレ(加密列)とも呼ばれることがありますが、これは和名です。 カモミールの名は、「大地のリンゴ」という意味だそうですが、その名のとおりジャーマン種は花に、ローマン種は全草にリンゴに似た甘酸っぱい芳香があります。ローマン種と比較すると、ジャーマンカモミールのほうが花付きがよく、花時は見栄えがします。 ハーブとしての利用は、咲き始めた花を乾燥させたものがハーブティー(ジャーマンカモミールティー)として飲まれています。好みによっては、ハチミツを入れると飲みやすくなるようです。 なお、ジャーマンカモミールはコシカギク属、ローマンカモミールはローマカミツレ属、ダイヤーズカモミールはカミツレモドキ属で、どちらもカモミールという名で呼ばれますが属が違っています。 【栽培メモ】 9月下旬に箱まきにして育てましたが、発芽も良好で、育苗も簡単でした。ただし、肥料が多すぎたのか、やや徒長気味になって株が倒れそうになってしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ジャーマンカモミールの概要】 |
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草丈 50〜60p程度になります。 花 花径2pほどの白の一重の花が咲きます。株を覆うように花がたくさん咲きますのでなかなか美しいものです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性がありますので、温暖地では花壇に植えた場合、霜除けをしなくても冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Matricaria・・・・・matrix(子宮)が語源です。これは、マトリカリアの一種が婦人病の薬として用いられたことに因みます。 recutita・・・・・「直線の」、「真っすぐの」 |
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【主な種類と品種】 |
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カモミールと呼ばれている種類です。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 多肥は避けるようにします。 タネまき 発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月上旬に箱まきにするかポリポットに直接播きます。覆土は薄くタネが隠れる程度にします。 発芽したら、ポットに直接播いた場合は、順次間引きしながら充実した苗を残します。箱まきにしたときは、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて、苗を育てます。 植え付け タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。 植え付ける際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 株間 花壇に植えるときは25〜30p程度にします。 日常の管理 とても丈夫で、ほとんど手間がかかりません。 冬の管理 比較的耐寒性がありますので、温暖地では、花壇に植えた株はそのまま冬を越します。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは控えめにします。 肥料 多肥にすると徒長するので、花壇に植える場合は無肥料でも差し支えありません。 鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を少な目に与える程度で、肥料は控えめにします。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。 |
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