サンパチェンス

サンパチェンスの花
写真 サンパチェンス
撮影時期 2015.6.25
栽培状況 鉢植え

科名

ツリフネソウ科

属名

ツリフネソウ属

学名

Impatiens hybrids

園芸分類

多年草

別名

(特にありません)

原産地

(園芸交配種)

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜10月

【サンパチェンスについて】

サンパチェンスはツリフネソウ属の種間雑種で、「サカタのタネ」のオリジナル品種です。

インパチェンスニューギニア・インパチェンスが夏の強い日差しを嫌うのに対し、夏の日差しに耐え、初夏から秋まで咲いてくれるように改良されたものです。

【栽培メモ】

ニューギニア・インパチェンスを丈夫にした品種群のように思います。ただし、夏の強い日差しを長時間受けるようところに置いておくと、やや元気がなくなりました。真夏は、半日陰の方がよいように思われました。

【育て方は下へ ↓ 】

【サンパチェンスの概要】

草丈

40〜50pになります。株張りもよく、庭植えの場合は1m近くにもなるようです。インパチェンスよりニューギニアインパチェンスに近い草姿です。

花径は5〜6pです。花色は、白、赤、オレンジ、赤紫などです。

サンパチェンスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 比較的強い

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(耐寒性が弱いので)かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Impatiens・・・・・ im(不)+ patiens(忍耐)で「辛抱できない」が語源です。
※ 熟した果実に少し触れただけで、急に皮がはじけて種子が飛び出すところからきています。

hybrids・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

「サカタのタネ」からいろいろな品種が出ています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏が近づいてきたら、枝先から三分の一ないしは半分程度切り戻しをします。

※ 夏場に乾燥させすぎると株が非常に弱ってしまいますので注意します。

植え付け

「サカタのタネ」のカタログのほか、春には園芸店やホームセンターなどに4号程度のポット苗が出てきますのでこれを買って植え付けます。鉢やプランターは勿論、条件がよければ庭植えもできます。

鉢植えの場合は、株が大きくなってきたら10号以上の鉢を使いますが、購入した苗を植え付ける場合は、いきなり大きい鉢に植え付けるのは避け、まずは6〜7号鉢程度の鉢に植え付けます。

鉢植えの用土

市販の園芸用培養土などを使います。

サンパチェンスの花

植え場所・置き場所

夏場を除き、日当たりと風通しのよいところで育てます。半日陰でも大丈夫ですが、日当たりが悪いと花が咲きにくくなります。

株間

庭植えの場合は、50〜60p以上必要です。

日常の管理

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら十分に水やりをします。ただし、成育初期は、あまり過湿にならないようにします。

咲き終わった花をこまめに取り除いておきます

また、夏が近づいてきたら、枝先から三分の一ないしは半分程度切り戻しをします。

夏の管理

サンパチェンスは、日当たりを好みますが、夏場は半日陰に移し、葉焼けと鉢の乾燥を少しでも防ぐようにします。特に、夏場に乾燥させすぎると株が非常に弱ってしまいますので注意します。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を、その後は1か月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。併せて、鉢植えは1週間〜10日に1回液肥を与えます。

病気・害虫

スリップスが発生することがあります。

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