サルビア |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【サルビアについて】 |
||||||||||||||||
サルビアはいろいろな種類がありますが、大きくは、春まき一年草と宿根草に分けることができます。この中で、単にサルビアと言えば、通常、ブラジル原産のサルビア・スプレンデンスを指します。本種の赤い花が咲きそろっているのは本当に美しいものです。 さて、ここでは、このスプレンデンスを取り上げていますが、本種は、もともとは宿根草で灌木状となります。しかしながら、寒さに弱く日本の冬を越すことができないので、園芸上では春まき一年草として扱われます。 スプレンデンスの別名をヒゴロモソウというように、昔はサルビアと言えば、本種の赤花が多かったですが、今では、写真のようにいろいろな花色があります。 また、近縁種には、ブルーサルビアと呼ばれるフォリナセアやコクキネアなどもよく栽培されています。なお、サルビアの仲間でも、耐寒性があって宿根する種類は宿根サルビアとして別に載せています。 【栽培メモ】 タネから育てても、発芽率が高くて生育がよく、目だった病害虫もないので、とても育てやすい草花と言えます。群植するならタネから育てることをおすすめします。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【サルビア・スプレンデンスの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 矮性だと20〜25p程度、高性になると60p以上のものもあります。 花 夏から秋にかけて、緋紅色の美しい花を長期間咲かせ続けます。 緋紅色の他に紫、白、サーモン色、ピンクなどの花色があります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性はありますが耐寒性はなく、冬を越すことがでできません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名 salvia から。 splendens・・・・・「きらめいている」、「輝いている」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 定植する際、4〜5節を残して摘芯すると花穂がそろって出てきます。 ※ 花が一通り終わったら、早めに切り戻します。 タネまき 群植すると大変きれいですが、たくさんの株を植えようとするなら、やはり、タネから育てるのが経済的です。 サルビアは、20〜25度のやや高温で発芽しますので、4月下旬〜5月中旬ごろに播きます。早い時期に播く場合は、フレームなどで播きます。 通常は、育苗箱やピートバンなどに播き、覆土は5mm程度とします。 発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて、薄めの液肥を与えながら育苗します。 生育がよいので、育苗は簡単です。 植え付け タネから育てた場合は、本葉が5〜6枚になったら花壇やプランターなどに定植します。 酸性を嫌うので、花壇に植え込むときは、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて中和しておきます。 定植する際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 プランターで育てる場合は、園芸店やホームセンターなどで何株か買ってきて植え付ければ簡単に楽しむことができます。 定植する際、4〜5節を残して摘芯すると花穂がそろって出てきますので、開花時は見栄えがします。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 矮性種で20p、高性種で25〜30p程度の間隔を取って定植します。60cmのプランターの場合は、3〜4株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇へ植える場合は、日当たりと水はけのよいところを選びます。日当たりが悪いと、美しい花を十分に楽しむことができません。 鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 花が一通り終わったら、早めに切り戻すと2回目の花を楽しむことができます。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け前に、化成肥料を1u当たり50g程度施します。また、開花期間が長いので、定期的に追肥をします。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、植えつけ後、1ヶ月ほどしたら、液肥を10日に1回程度施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。 病気・害虫 あまり病害虫はありませんが、過湿に弱いので排水が悪いと梅雨時に根グサれを起こすことがあります。 また、ハダニやオンシツコナジラミがつくことがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |