コスモス |
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【コスモスについて】 |
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コスモスは、メキシコ原産のキク科コスモス属一年草で、日本人に好まれ秋の景色に欠かすことのできない花です。ずいぶん昔から栽培されているように思いましたが、日本で栽培が普及したのは、明治8年に日本に来たイタリア人の美術家ラグーザが母国からタネを持参したことに始まると言われています。 本来は、日が短くなってから咲き出す短日植物ですが、現在栽培されている早咲き種は品種改良により、タネを播いて50〜70日程度で咲き始めるようになっています。 香南市野市町周辺では、8月に稲の刈り取りをしますが、その後にコスモスのタネを播いて育てるところが増えてきて、あちこちで素晴らしい景観を楽しむことができるようになってきました。広々とコスモスが咲いているところろは格別の美しさです。 コスモスの品種はいろいろありますので、広い面積でなくても花壇に植えて見応えのある花を楽しめます。最近、八重咲きの品種も出てきています。 コスモス属では、別種のキバナコスモス(C. sulphureus)もよく栽培されています。 【栽培メモ】 タネを播ける時期に幅があり、長く楽しめることが魅力です。摘芯を適期にできずに草丈が高くなり、倒伏してしまったこともありますが、丈夫で育てやすい草花であることに変わりありません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【コスモスの概要】 |
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草丈 品種によって、20pほどの矮性種から、1.5mの高性種まで、いろいろなタイプがあります。 花 花色は白、桃、赤、黄、橙など色も多彩になってきています。 耐寒性・耐暑性
コスモスは耐寒性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Cosmos・・・・・・ギリシャ語の cosmos(飾り)が語源です。 bipinnatus・・・・・bi(二つ)+ pinnatus(羽状の) |
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【主な種類と品種】 |
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種苗会社のカタログにはいろいろな品種がありますが一部を紹介します。キバナコスモスは別に取り上げていますのでそちらを参照してください。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 本葉6〜8枚のころに摘心し、側枝を伸ばすようにます。 タネまき 短日性の品種とそうでない品種では少し異なりますが、大まかに言って温暖地は4月〜7月中旬に、寒冷地は5〜7月に播きます。温暖地の場合の夏まきは、8月中旬〜9月上旬に播きます。 直まきが一般的ですが、ポットや小鉢にまいて育てることもできます。覆土は1cmほどにします。 直まきの場合は、1u当たり腐葉土(又はバーク堆肥)を5Lほど入れて庭土とよく混ぜ、20〜25cmの間隔をとって1カ所に3〜4粒を播きます。発芽後、よい苗を残して後は間引きします。 ポットに播く場合は、2〜3粒播いて、発芽後、徐々に間引いて1本立てにします。 植え付け ポットに播いた場合は、ポットの底に根が回ったら定植します。定植する際、腐葉土(又はバーク堆肥)を5Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 その際、コスモスは過湿を嫌いますので、少し高畝にして植え付けます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25p程度としますが、高性種の場合は25〜30p程度の間隔とします。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 プランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 日常の管理 コスモスは草丈が高くなって倒れやすくなりますので、本葉6〜8枚のころに摘心し、側枝を伸ばすようにすれば後の管理が楽になります。 高性種は、伸びてきた側枝をもう一度摘心してやると、草丈をさらに低くすることができます。 肥料 花壇に植える場合は、無肥料で十分に育ちます。 やせ地の場合だけ、1u当たり20〜30gほどの化成肥料を施します。直まきは、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土によく混ぜた後でタネを播きます。ポット苗を定植するときは、植え付け時に施肥します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、1月ほどしたら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 ヨトウムシなどの食害に注意します。 |
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