キバナコスモス |
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【キバナコスモスについて】 |
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キバナコスモスは、メキシコ原産の春まき一年草で、コスモス属の スルフレウス種(C. sulphureus) をこう呼んでいます。種小名の sulphureus は「硫黄色の」という意味で、花色に由来します。 コスモスより遅れて、大正初年に日本に入ってきたと言われています。コスモスと比較すると少し繊細さに欠けるところがあるかもしれませんが、丈夫で育てやすい草花です。そのせいか、丈夫な種類が野生化していて、土手などで旺盛に咲いているところを見かけることがあります。 キバナコスモスの中には矮性種もありますので、こうした品種を選べばプランターなどで栽培するのにも向いています。 なお、キバナコスモスは、分類学的にはコスモスよりもチョコレートコスモスに近く、双方の交配が可能なことから、現在、チョコレートコスモスとして流通している品種は、チョコレートコスモスとキバナコスモスの交配種がほとんどです。 【栽培メモ】 育苗は非常に簡単で、とてもよく咲いてくれました。コスモスよりは耐暑性がありますが、植え付けが遅れて十分に根を張っていなかったときは、猛暑日の多くなった夏の暑さで枯れたことがあります。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【キバナコスモスの概要】 |
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草丈 最近のカタログを見ると、草丈が20〜30pの矮性品種が多いようです。中性種は50〜60p程度です。 花 花径は4〜5pのものが多く、花の基本色は黄色あるいはオレンジ色ですが、橙黄色や朱赤色などの品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性がありますが、耐寒性はなく冬を越すことができません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Cosmos・・・・・・ギリシャ語の cosmos(飾り)が語源です。 sulphureus・・・・・「硫黄色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 長くきれいな花を楽しむには、花がらをこまめに摘み取ります。 タネまき 4〜7月頃にタネを播きます。発芽には15度以上の温度が必要ですので、あまり早まきしすぎないように注意します。鉢やプランターで育てる場合は、草丈の低い品種が適しています。 育苗箱やポリポットに播いて育苗することもできますし、花壇に直まきしてもかまいません。覆土は5mm程度にします。 箱まきにした場合は、本葉が2〜3枚のころにポリポット植え替えて苗を育てます。ポリポットに播いた場合は、丈夫な苗を1本残して後は間引きします。 植え付け ポリポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。 直まきの場合は、本葉が6〜7枚のころまでに間引いて適切な株間とします。 花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20〜25p程度にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。日当たりが悪いと花数が少なくなります。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 早生種は、だいたいタネを播いてから60日程度で開花を始めます。 長く花を咲かせるには,花がらをこまめに摘み取ります。また、咲き終わった株を切り戻してやるともう一度花を楽しむことができます。 肥料 花壇に植える場合は、多少やせ気味でもよく育ちますので、肥料はほとんど必要としません。チッソ肥料を与えすぎると徒長しますので注意します。 プランターなどに植える場合は、元肥のほかに液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 特に、大きな被害を与えるものはありません。 |
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