キャッツテール

キャッツテールの花
写真 'メメ'
撮影時期 2021.6.15
栽培状況 鉢植え

科名

トウダイグサ科

属名

エノキグサ属

学名

Acalypha hispaniolae

園芸分類

多年草

別名

キャットテール

原産地

西インド諸島

主な用途

鉢植え

花期

5〜9月

【キャッツテールについて】

キャッツテールは西インド諸島原産のトウダイグサ科エノキグサ属の多年草ですが耐寒性はさほど強くありません。この属は、熱帯地方を中心に分布していて、いろいろな種類がありますが、近縁種にベニヒモノキがあります。

キャッツテールは、猫のしっぽのような花が可愛い種類で、園芸店でよく見かけます。夏の暑さにも強く、丈夫ですので、1鉢あっても楽しいものです。中の写真のように、咲き進むと垂れ下がるような花の姿からハンキングや吊鉢としても利用されます。

ところで、本種のほかにネコのしっぽによく似ているのは、ミレット(Pennisetum glaucum)の‘ジェードプリンセス’ ではないでしょうか。ただし、こちらの方は花穂が大きいので、大きめのネコのしっぽです。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていますが、以前に過湿になって枯れてしまったことがあります。その後は、水はけのよい用土植えて、過湿にならないように注意していますので、長い間猫のしっぽが楽しめています。

【育て方は下へ ↓ 】

【キャッツテールの概要】

草丈

20pほどの矮性で、横に伸びていきます。

5〜10pほどの赤いひも状の花穂をつけますので、ネコのしっぽに見立ててこのように呼ばれています。

キャッツテールの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強く、夏でも1日中日の当たるところに置いてもまず大丈夫です。ただし、耐寒性が弱いので、霜の降りる前に室内に取り込む必要があります。最低5度以上保てるところに置きます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Acalypha・・・・・イラクサの古ギリシャ名 akalephe から

hispaniolae・・・・・「スペインの」

【主な種類と品種】

園芸店やホームセンターなどで最近よく見かけるのは、コンパクトで花色の濃い 'メメ' という品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿に弱いので、鉢土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。

植え付け

春に園芸店やホームセンターなどで開花株などが販売されていますので、この株を買って育てます。耐寒性がないので、通常は、鉢やプランターで育てます。

ポット苗を購入したときは、早めに大きめの鉢やプランターに植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

キャッツテールの花

置き場所

春から夏にかけては、戸外の日当たりのよい場所で管理しますが、やや過湿に弱いので、梅雨時や長雨が続くときは雨のかからないところに移した方が安全です。

植え替え

毎年植え替えた方がよく生育します。冬を越した株は、4月になったら新しい用土に植え替えます。

日常の管理

過湿に弱いので、鉢土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。また、終わった花は早めに切り取ります。

摘芯を繰り返して脇目を多く出させると、花付きのよい株になります。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は室内の日当たりのよいところに置きます。

冬になると生育が止まりますので、春までは水やりを控えめにします。

ふやし方

6〜7月に挿し木で増やすことができます。横に伸びますので、伸びたところを伏せておくと、そこから根が出ますので簡単に増やせます。

肥料

花期が長いので生育期間中に、月に1回緩効性の固形肥料を置肥するか、10日に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

アブラムシ、ハダニに注意します。

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