カスミソウ(かすみ草) |
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【カスミソウについて】 |
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カスミソウ(霞草)は、コーカサス、ウクライナ、トルコなどが原産のナデシコ科カスミソウ属の秋播き一年草です。脇役の花と考えられがちですが、単独で植えても十分に美しいものです。 なお、カスミソウ属には宿根草と一年草がありますが、通常、単にカスミソウという場合は、ここで取り上げているエレガンス種を指します。 属名は、「石灰を好む」という意味ですが、特段、石灰質の土壌でなくてもよく生育します。 エレガンス種は、白花が一般的ですが、変種に赤花カスミソウがあります。矮性種のムラリス(G. muralis)も一年草ですが、形質が相当に異なることから、別に載せています。 【栽培メモ】 タネが細かく初期の成育がゆっくりですので、発芽から苗が小さい間は細かな注意が必要でした。本葉が3〜4枚になると後はすくすくと育ってくれました。 一般によく栽培されている‘コべントガーデンマーケット’は、草丈が高くなります。株を覆うように花が咲き、花の重さで株が倒伏しかかりましたので支柱が必要になりました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【カスミソウの概要】 |
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草丈 ‘コべントガーデンマーケット’などの高性種になると80cmほどにはなります。 花 茎がよく分枝し、枝先に名前のとおり霞のように無数の小さな花をつけます。花色は白が多いですが、そのほかにピンクがあります。 耐寒性・耐暑性
寒さや乾燥には比較的強いですが、高温多湿が苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Gypsophila・・・・・ギリシャ語の gypsos(石灰)+ phylos(好む)語源です。 elegans・・・・・「優美な」、「風雅な」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 生育に応じて摘芯を繰り返して枝数を多くします。 タネまき タネから育てる場合は、温暖地では秋まき、寒冷地では春まきにします。発芽適温が15〜20度なので、9月下旬〜10月中旬に播きます。 タネが小さいので、細かな用土を入れた育苗箱に播き、薄く覆土をします。本葉が2〜3枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。初期の成育がゆっくりですので、苗が十分に育つのか心配になりますが、根付いてくれると成育のスピードが早くなります。 植え付け 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 ポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。 花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 春に園芸店やホームセンターなどでポット苗で売られていますので、これを買って植え付けると手軽に楽しめます。 株間 株張りがよいので30pほどにします。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりと風通しのよいところに置きます。 日常の管理 鉢やプランターで育てる場合は、過湿になると立ち枯れ病が発生しやすくなります。 草丈の高くなる品種の場合、生育に応じて摘芯を繰り返して枝数を多くし、こんもりとなるように仕立てると、開花時に見栄えがします。 また、草丈の高くなる品種は、株が倒伏しないよう支柱を立ててやります。 冬の管理 耐寒性はありますが、秋に花壇に定植した場合は、霜除けをした方がよい苗に育ち、開花も早くなります。 鉢やプランターに植えつけた場合は、冬は軒下など霜の当たらないところで育てます。 肥料 多肥にする必要はありません。多肥にすると高性種は倒伏しやすくなります。花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり20〜30gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。後は、蕾の見え始める前に化成肥料を追肥しますが、量は控えめでかまいません。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、春になったら追肥として液肥を2週間に1回程度施します。 用土を調製したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥します。 病気・害虫 アブラムシが付いたり、ウドンコ病が発生することがあります。 |
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