オキザリス |
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【オキザリスについて】 |
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オキザリスは、南アフリカ、中南米などが原産のカタバミ科カタバミ属の秋(夏)植え球根です。庭の厄介者のカタバミやムラサキカタバミの仲間ですが、園芸種は種類がたくさんあって、いずれも個性があって美しい花が咲きます。花色も、白、黄、橙、ピンク、濃桃色と多彩です。 園芸用に利用されているものは、全て球根性です。いずれも丈夫でよく育ちます。開花期が少しずつ違うので、取り混ぜて植えれば、花の少ない時期に長く楽しめます。いずれも、コンパクトな草姿で鉢やプランターで育てるのに向いていますが、庭植えにできる品種も多くあります。 なお、ハナカタバミと呼ばれるオキザリス・ボーウィーのほか、スプリングチャーム、バーシカラーは別に取り上げています。 【栽培メモ】 いずれも丈夫で、鉢やプランターに植えた場合は過湿にさえしなければ、美しい花が毎年咲いてくれます。種類によっては増え過ぎるほどで、特にセルヌアの球根には困っています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【オキザリスの概要】 |
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草丈 5〜15p程度です。 花 日陰になったり、曇りの日は花を閉じる性質があります。 花色は、白、黄、ピンク、赤などがあります。 耐寒性・耐暑性
比較的耐寒性があり、ほとんどの種類が霜の当たらない軒下で冬を越します。また、庭植えで冬を越す種類もあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい〜比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Oxalis・・・・・ギリシャ語の oxys(酸い)が語源です。 variabilis・・・・・「変わりやすい」、「変化の多い」 brasiliensis・・・・・「ブラジルの」 flava・・・・・「鮮黄色の」 cernua・・・・・「うなづいた」、「下に垂れた」 glabra・・・・・「毛のない」、「平滑な」 polyphylla・・・・・「多葉の」 pentaphylla・・・・・「5葉の」 |
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【主な種類と品種】 |
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そのほかにも、いろいろな品種があります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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オキザリスには、春に植える種類もありますが、ここでは、夏から初秋に植える種類について記載しています。 栽培のポイント ※ 植え付け時期が遅くなりすぎないようにします。 ※ 鉢植えは、過湿にならないように注意します。 植え付け 球根の植え付けは、8〜9月頃です。また、園芸店では、鉢に植わったものが秋に売られています。 球根の中には上下の見分けがつきにくいものもありますが、わからない場合は、横向きにうえると芽が出てきますので心配はいりません。 鉢植えの用土 ほとんどの種類が市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどでよく育ちます。 植え付けの深さ 植え付けの深さは、球根の上に2cm程度土が被る程度にします。 株間 庭植えの場合は10cm程度、鉢植えの場合は5〜6号鉢に5球が目安です。 植え場所・置き場所 鉢やプランターで育てる場合は、日当たりのよいところに置きます。 花壇に植える場合も、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 植え替え 花壇に植えた場合は、セルヌアなど丈夫な種類は、毎年植え替える必要はありません。球根が混みあって来たら植え替えをします。梅雨時から夏場に過湿で腐りやすい種類は、掘り上げて、毎年植え替えます。 鉢やプランターに植えた場合は、毎年、若しくは2年に1回は植え替えます。 日常の管理 オキザリスは、一般に多湿を嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合、水のやりすぎには注意します。 冬の管理 耐寒性の強いセルヌアやバリアビリスなどを花壇に植えた場合、関東以西の温暖地では、特に霜除けをしなくても冬を越します。 鉢やプランターに植えた場合は、関東以西の温暖地では、霜の当たらない軒下に置けばほとんどのものが冬を越しますし、花もよく咲いてくれます。寒さの厳しい地域は室内に取り込みます。 休眠期の管理 鉢やプランターに植えている場合は、花後に葉が黄色くなって休眠期に入ったら水やりを中止し、、鉢に植えたまま雨のかからない日陰に置いて植えつけ時まで保管します。 花壇に植えている場合は、梅雨から夏の高温多湿で腐りやすい種類は、葉が黄色くなってきたら球根を掘り上げて、水洗いして日陰で乾燥させます。 球根が乾いたら、分球しているものは球根を分けてネットの袋などに入れて、秋の植え付け時まで保管しておきます。 保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。 ふやし方 分球でよく増えます。小球は翌年は咲きませんが、もう1年するとよく咲くようになります。 肥料 花壇に植えた場合は、あまり肥料を必要としません。 逆に肥料を効かせ過ぎると葉が茂って花つきが悪くなるので注意します。 鉢やプランターに植えた場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は追肥として月に1〜2回液肥を与えます。 病気・害虫 病気もほとんどありません |
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