ウエストリンギア

ウエストリンギアの花
写真 ウエストリンギア
撮影時期 2003.2.23
栽培状況 鉢植え

科名

シソ科

属名

ウエストリンギア属

学名

Westringia fruticosa

園芸分類

半耐寒性常緑低木

別名

オーストラリアン・ローズマリー

原産地

オーストラリア

主な用途

鉢植え

花期

春〜秋

【ウエストリンギアについて】

ウエストリンギアは、オーストラリア原産のシソ科ウエストリンギア属の半耐寒性常緑低木です。派手さはないかもしれませんが、落ち着いた雰囲気の花で、園芸店やホームセンターなどで比較的よく見かけます。

オーストラリア原産で、葉と花がローズマリーに似ていることからオーストラリアン・ローズマリーという別名がついていますが、このふたつは別属になります。また、ローズマリーには香りがありますが、ウエストリンギアにはありません。

【栽培メモ】

オーストラリア原産の植物によく見られるように、高温多湿に弱く夏には枯れてしまいました。水はけのよい用土に植えて、夏はできるだけ涼しいところに置いて育てる必要がありそうです。

【育て方は下へ ↓ 】

【ウエストリンギアの概要】

樹高

1〜1.5mぐらいにはなるようです。摘芯をすれば枝数が多くなります。

花径は1.5pほどの4弁の小さな花です。

ウエストリンギアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

耐寒性はやや弱いですが、冬は軒下で霜に当てなければ大丈夫のようです。また、夏の高温多湿をやや苦手とします。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Westringia・・・・・19世紀のスウェーデンの植物学者 Johan Peter Westring への献名

fruticosa・・・・・「低木状の」

【主な種類と品種】

シーミスト

一般に出回っている品種で、薄紫〜ラベンダー色の落ち着いた色合いの花です。

ヴァリエガータ

小さな葉の縁にクリーム色の斑が入って銀葉のように見えます。春に葉の先端に白い花をつけます。

‘スモーキー’

ウエストリンギアの中でも美しい銀葉の品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※乾燥気味に育て、夏は明るい日陰〜半日蔭の涼しいところに置きます。

霜に当てないようにします。

植え付け

春に園芸店やホームセンターなどに開花株が出回りますので、これを買って育てます。耐寒性が強くなく、また、過湿を嫌いますので、通常は鉢植えで育てます。

植えられている鉢が小さく、根詰まり気味の場合は、一回りか二回りほど大きめの鉢に植えつけます。

ウエストリンギアの花

鉢植えの用土

水はけのよいことが大切で、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(軽石砂)を5:3:2程度に混ぜた用土などを使います。

置き場所

日当たりのよいところを好みますが、過湿に弱いので梅雨時や長雨が予想されるときは、雨の当たらない軒下に移します。

植え替え

鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を軽く落として、一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

過湿にならないよう、鉢土が乾いてから水やりをします。

剪定

花が終わった後に、伸びすぎた枝を切り詰めておきます。

夏の管理

夏の暑さを嫌がりますので、夏は半日蔭になる涼しいところに置きます。

冬の管理

霜に当たると枯れてしまうので、軒下など霜の当たらないところに移します。寒さの厳しいところは、室内に取り込んだ方が安全です。

ふやし方

挿し木で増やすことができます。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥しますが、量は少な目にします。

病気・害虫

特にないようです。

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