ルリタマアザミ |
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【ルリタマアザミについて】 |
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ルリタマアザミは、夏に涼しげな花が咲くので魅力のある宿根草のひとつです。しかし、高温多湿に弱いので、温暖地の場合、やや栽培が難しいと言えます。 なお、ヒゴタイ属には、九州に自生するヒゴタイ(E. setifer)がありますが、ルリタマアザミと言えば、通常、ヨーロッパ原産のリトロ種(E. ritro)を指し、‘ベッチーズブルー'などの園芸品種が流通しています。 そのほかにも‘プラチナムブルー’や‘ブルーグローブ’なども栽培されます。 【栽培メモ】 ルリタマアザミの3種セットの苗を買った中で、最も耐暑性が強い品種は、庭植えでなんとか成長して花をつけてくれました。 とはいえ、温暖化の影響で、開花時期の気温が以前よりも上昇するためか、期待どおりに花を咲かせるのはなかなか容易ではありませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ルリタマアザミの概要】 |
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草丈 70〜120pほどになります。 花 茎の先に花径3〜4pの球状の花を咲かせます。その名のとおり、花はブルーや青紫の涼しげな色です。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、高温多湿を苦手とします。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 温暖地ではかなり難しい(寒冷地向きと言えます) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Echinops・・・・・ギリシャ語の echinos(ハリネズミ、ウニ)+ ops(似た姿の)が語源です。 ritro・・・・・「庭の」 ruthenicus・・・・・中世の東欧に会った地名 Ruthenia に由来します。 bannaticus・・・・・中央ヨーロッパの地理的、歴史的地名であるバナトまたはバナートに由来します。 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 水はけのよい土を深く入れて、夏の西日が遮れるところに植えつけます。 タネまき タネから育てる場合は春、又は秋に播きます。 植え付け タネを播いて育てた場合は、ポットに根が回ったら庭やプランターなどに定植します。 酸性土壌を嫌いますので、庭に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 苗は、春によく出回りますので、これを買って植えつけると簡単です。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度にした用土に苦土石灰を少し混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、水はけのよいところを選びます。直根性で根が地中深く伸びますので、排水が悪いと根腐れの原因となります。 また、高温多湿に弱いので、水はけのよい土を深く入れて、夏の西日が遮れるところに植えつけます。 鉢やプランターは、秋から春までは日当たりのよいところで育てますが、夏は半日陰の涼しいところに置きます。 植え替え 庭植えの場合は2年に1回程度株分けして植え替えるとよく育ちます。植え替えは春又は秋に行います。 鉢植えは、毎年植え替えないと水はけが悪くなり、根腐れしやすくなります。 日常の管理 草丈が伸びると倒れやすくなりますので、そうした場合は支柱を立てます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。 肥料 庭に植えた場合は、春と秋に緩効性の化成肥料を株元に撒いておきます。 鉢やプランターに植えた場合は、植えつけ、植え替え時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植えつけ、後は、4〜6月ごろに月に2度ほど液肥を与えます。 病気・害虫 水はけが悪いと立ち枯れ病が発生します。また、梅雨期にウドンコ病が発生することがあります。 |
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