ワトソニア |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【ワトソニアについて】 |
||||||||||||||||
ワトソニアは、南アフリカ原産のアヤメ科ヒオウギズイセン属の秋植え球根で、グラジオラスをシンプルにしたような感じの花が4月頃に咲きます。とても丈夫で、分球してよく増えます。 グラジオラスと比較すると、種苗会社のカタログに掲載されている品種の数も少なく、それほど栽培されることはないようですが、グラジオラスとは違った魅力があります。 栽培されているのは、マルギナータ(W. marginata)、アーデルネイ(W.ardernei)、ピラミダタ(W.pyramidata)、そして、それらの種間交配種です。その中でも、比較的よく栽培されているのは、花壇でも鉢でも育てやすいドワーフワトソニアと呼ばれる草丈の低い種類です。 【栽培メモ】 花壇とプランターの両方に植えてみましたが、栽培は非常に簡単でよく咲いてくれました。耐寒性が比較的あって、花壇に植えた場合でも、寒さの厳しいときに葉先が少し変色する程度でさほど問題はありませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【ワトソニアの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 高性種は草丈1mを超えます。秋に植え付けると、年末に1m近くになっています。 矮性種は草丈30pほどです。植えっぱなしにした2年目は、11月頃には葉が伸びてきます。 花 花は、長い花茎を伸ばし。穂状にたくさん咲いてきれいです。 花色は、白、ピンクが多いですが、赤や写真のようなサーモンピンクもあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり、植えっぱなしにできます。夏は休眠します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Watsonia・・・・・18世紀のイギリスの植物学者 William Watson への献名 marginata・・・・・「縁どりした」 ardernei・・・・・本種を発見したアーデルンに因みます。 pyramidata・・・・・「ピラミッド型の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
種苗会社のカタログにもあまり見かけませんが、たまに矮性種が載っていることがあります。
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 日当たり、水はけのよいところに植え付けます。 ※ 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどで球根を見かけることは少なく、もっぱら種苗会社のカタログなどを通じて入手します。鉢やプランターで育てる場合は、草丈の低い矮性種が適しています。 植え付けは、10中旬〜11月中旬頃が適期です。花壇に植える場合は、あらかじめ苦土石灰を撒いて耕しておき、植え付けの際は腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の球根用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 花壇に植える場合は5cm、鉢やプランターに植える場合は3cmほどにします。 株間 花壇に植える場合は、矮性種で5〜10p、高性種は10〜15pほどにします。 鉢植えの場合は、矮性種で5〜6号鉢に5球が目安です。 植え替え 鉢やプランターに植えた場合は、毎年、若しくは2年に1回は植え替えます。 花壇に植えた場合は、3〜4年して、球根が混み合ってきたら植え替えます。 植え場所・置き場所 日当たり、水はけのよいところに植え付けます。土質は選ばず、普通の庭土で十分育ちます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合は、表面の土が乾いたら水やりをして、過湿にならないようにします。 花の終わった花茎は早めに切り取ります。 休眠期の管理 植え替える場合は、葉が枯れてきたら掘り上げて、よく洗ってから日陰で乾燥させ、網袋に入れて雨や日の当たらないところで秋の植え替えまで保管します。 温暖地の場合、植え替えないときは、そのまま花壇に植えっぱなしにできます。 冬の管理 年内に葉を伸ばしてきますが耐寒性は比較的強く、関東以西の暖地では霜よけの必要はありません。ただし、それ以外の地域では、霜よけをした方が安全です。 鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに置きます。 ふやし方 植え替えの時に、分球して増やすことができます。 肥料 花壇に植えた場合は、肥料をあまり与えなくてもよく育ちますが、葉が見えだしたら緩効性の化成肥料を株元に撒いておきます。 鉢やプランターで育てる場合も、葉が出てきたら緩効性の固形肥料を置肥します。追肥は特に必要ありません。 病気・害虫 病気などは特にありません。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |