レウィシア |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【レウィシアについて】 |
||||||||||||||||
レウィシアは、北アメリカのロッキー山脈沿いの乾燥する砂礫地に自生するスベリヒユ科レウィシア属の多年草です。コンパクトな草姿で、とても美しい花を咲かせますので、春になると園芸店やホームセンターなどでよく見かけます。 この属の中で、よく栽培されているのはコチレドン(L. cotyiedon)で、単にレウィシアといえば本種を指します。そのほかに、ツウィーディ種もレウィシア属に含まれていましたが、今はレウィシオプシス属(Lewisiopsis tweedyi)になっています。 レウィシアは、本来、乾燥を好み、高温多湿になるところを嫌います。ですので、株を購入して一年だけ花を楽しむ分には全く問題はありませんが、多年草として翌年も育てようとするには、温暖地ではやや不向きな植物と言えます。 【栽培メモ】 高温多湿を嫌うとはいえ、2017年に買った株は何とか夏を越しましたので、夏場、日陰で風通しのよい涼しいところで管理すれば、温暖地でも何とか夏を越すことができそうです。 夏を越した株は、かなり傷んでいましたが、翌春には持ち直して買ったときと同じようによく咲いてくれました。とは言え、最近は猛暑日が増える傾向にあり、夏越しが厳しくなってきているように感じます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【レウィシアの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 ロゼット状なので、草丈は低く10p程度です。葉は厚くやや多肉質です。 花 花径は2〜3pほどで、白、桃、赤紫、橙などの花色があります。また、一重の他に八重咲きもあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的ありますが、高温多湿を苦手とします。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Lewisia・・・・・最初の北米大陸横断を行った Merriweather Lewis への献名 cotyledon・・・・・「子葉の」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
一般には、常緑のコティレドン種のものが売られていて、園芸品種もたくさんあります。 |
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 1年中雨の当たらない軒下などに置いて、乾き気味に育てます。 植え付け 多湿を嫌いますので庭植えには適してなく、もっぱら鉢植えで育てます。春に園芸店やホームセンターなどに開花株が販売されていますので、これを買って育てるのが一般的です。 ポリポットに植えられている株を購入した場合は、早めに一回り大きい鉢に植えつけます。 鉢植えの用土 水はけのよいことが大切で、市販の山野草用の培養土で差し支えありません。 植え替え 1〜2年に1回、春か秋に植え替えますが、温暖地の場合は、秋の方が適当です。 置き場所 高温多湿を非常に嫌いますので、1年中雨の当たらない軒下などで管理します。 日常の管理 乾き気味に育てるのがコツで、鉢の表面の土が十分に乾いてから水を与えます。このとき、葉や花にかからないよう注意します。 夏の管理 1年ものと割り切れば別ですが、温暖地でレウィシアを育てるには、夏の管理が大切です。温暖地では、梅雨時から夏の管理がまずいと、枯らしてしまうことになります。 気温が上がってきたら、雨が当たらず、明るい日陰で風通しのよい涼しいところに置きます。 冬の管理 耐寒性は比較的ありますが霜に当たると傷みますので、室内もしくは霜の当たらない軒下などで育てます。 ふやし方 秋に株分けして増やすこともできるようですが、温暖地の場合は、夏を乗り越えるのがやっとですので、なかなかそこまでいきません。 肥料 多肥にすると根腐れを起こすのでよくありません。生育時に、月に1回程度、薄めの液肥を与える程度でかまいません。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |