ラベンダーセージ

ラベンダーセージの花
写真 ラベンダーセージ
撮影時期 2016.10.16
栽培状況 庭植え

科名

シソ科

属名

アキギリ属

学名

Salvia 'Indigo Spires'

園芸分類

宿根草

別名

インディゴ・スパイレス

原産地

(園芸交雑種)

主な用途

庭植え

花期

6〜11月

【ラベンダーセージについて】

ラベンダーセージは、シソ科アキギリ属の宿根草で、サルビア・ロンギスピカータ(S. longispicata)とブルーサルビアS. farinacea)の自然交雑種と言われています。

晩秋まで濃い紫色の花が咲きますが、実は、濃紺のガクが長く残りますので、長く咲いているように見えているのです。それはともかく、花の少ない時期に鮮やかな花色が目立ちます。

丈夫で育てやすく、比較的耐寒性もありますので1株植えておきたくなる宿根草のひとつです。

【栽培メモ】

庭に植えたところ、花茎がぐんぐんと伸びていき、二度ほど切り戻しをしてコンパクトな株にしました。切り戻しをしないと、かなり広いスペースが必要になります。

【育て方は下へ ↓ 】

【ラベンダーセージの概要】

草丈

草丈は80〜120pほどになります。

長い花穂が伸びて濃紺の花が咲きます。花弁もガクも濃紺で、ガクが長く残ります。

ラベンダーセージの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

半耐寒性ですが、温暖地では露地で越冬できます。ある年にマイナス5度という日がありましたが、無事でした。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名 salvia から。
※ この属の一部が薬用になることに由来します。

【主な種類と品種】

宿根サルビアの仲間は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 放任すると草丈が長く伸びて倒れやすくなりますので、7月ごろに切り戻しをします。

植え付け

耐寒性が強いというほどではないので、通常は、春が植えつけの適期です。秋に植えると、しっかり根を張っていない場合、冬の寒さで傷むことがあります。

株が大きくなりますので、庭に植えた方がよいのですが、大きな鉢やプランターに植えれば栽培できないことはありません。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ラベンダーセージの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。日当たりがよくないと、締った株になりませんし花付きが悪くなります。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

庭に植えた場合は植えっぱなしにできますが、鉢植えは、毎年、4〜5月ごろに植え替えます。

鉢から株を抜いて、古い土を半分ほど落として、新しい用土に植えつけます。

日常の管理

放任すると草丈が長く伸び倒れやすくなりますので、7月ごろに切り戻しをします。そうすることで、枝数も増えますので、秋にたくさんの花が咲きます。

冬の管理

冬が来たら、地際で枝を切り取っておきます。鉢植えの株は、霜の当たらないところに移します。

庭に植えた場合、関東以西の温暖地の場合は霜除けをしなくても、まず大丈夫ですが、年によっては強い霜が降りることがありますので、特に寒い時期はマルチなど霜除けをした方が安全です。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を与えます。鉢植えの場合は、その後、4〜6月と9〜10月に緩効性の固形肥料を置肥します。

庭に植えた場合は、多肥にすると株に勢いがつき過ぎますので、やせ地でなければそれほど肥料は必要としません。

病気・害虫

特にありません。

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