リンドウ |
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【リンドウについて】 |
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リンドウ(竜胆)とは、正しくはリンドウ科リンドウ属の Gentiana scabra var. buergeri を指しますが、一般には近縁のものも含めてリンドウと呼ばれます。狭義のリンドウは、ササバリンドウあるいはササリンドウと呼ばれることがあります。 日本に自生しているリンドウの仲間は、低山帯から高山帯にかけて様々な環境に応じて生育しているため、関東以西の温暖地では栽培の難しい種類もあります。 鉢植えの開花株を購入した場合、花が終わると案外ぞんざいに扱ってしまいがちですが、大切に管理すれば翌年も花を楽しむことができます。 ただし、関東以西の温暖地の場合は、耐暑性のある種類でないと、開花株を翌年も同じように咲かせるのは容易でないと言えます。 【栽培メモ】 シンキリシマリンドウの園芸品種を何度か購入しましたが、翌年も購入したときのように咲かせることはできませんでした。ササバリンドウだけは、夏を越して比較的よく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【リンドウの概要】 |
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草丈 30〜40pほどになりますが、高性の切り花用は60〜80pに、また、矮性のシンキリシマ系などの矮性種は、15〜20pほどです。 花 ラッパ形の花で、先の法が5つにわかれています。花は日が当たると開き、雨や曇りの日は閉じています。 原種のリンドウは青紫ですが、園芸種は白、ピンクなどもあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、耐暑性はそれほど強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい〜かなり難しい(種類によります) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Gentiana・・・・・紀元前5世紀のイリュリアの王ゲンティウス(Gentius)に因みます。なお、イリュリアとは、古代ギリシア・ローマ時代にバルカン半島の西部に存在した王国のことです。 scabra・・・・・「ざらざらした」 buergeri・・・・・日本で植物採取を行った19世紀オランダの植物学者 Heinrich Buerger に因みます。 procumbens・・・・・「平伏した」、「平伏の」 makinoi・・・・・郷土の植物学者である牧野富太郎博士への献名 triflora・・・・・「3花ある」 sikokiana・・・・・「四国の」 |
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【主な種類と品種】 |
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切り花用品種は、オヤマリンドウ、エゾリンドウ及び両者の交配種が主です。また、鉢物用としては、シンキリシマリンドウの園芸品種が主です。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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ここでは、園芸店やホームセンターなどで鉢植えの開花株がよく出回るシンキリシマリンドウなど低山性の種類について記載しています。 栽培のポイント ※ 乾燥を嫌うので、鉢植えの場合は乾燥させ過ぎないよう注意します。 ※ 夏は、半日陰の涼しいところに置きます。 植え付け 秋になって涼しくなってくると園芸店やホームセンターなどに開花株が出回りますので、これを買って育てることになります。 通常は、季節に応じて移動できる鉢やプランターで育てます。 ポット苗や鉢が小さくて根詰まりしている株を購入したときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 市販の山野草培養土、もしくは鹿沼土、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:4:2程度に混ぜた用土などを使います。 置き場所 春と秋は日当たりのよいところに置きます。あまり日当たりが悪いと花付きが悪くなります。 植え替え できれば、毎年植え替えをした方がよいですが、少なくても2年に1回は植え替えをします。時期は、3〜4月が適期です。 日常の管理 乾燥を嫌うので、鉢植えの場合は乾燥させ過ぎないよう注意します。 草姿をよくし、また、株立ちを多くするため、4〜5月に摘芯をしてやります。 タネを採って播く場合を除き、花が終わったら早めに花茎を切り取っておきます。 夏の管理 鉢植えは、半日陰の涼しいところに置きます。 冬の管理 冬が来ると地上部が枯れますので、枯れ込んできたら地際で切り取っておきます。 ふやし方 4〜5月に摘心した茎の頂芽を利用して、赤玉土や鹿沼土などに挿し芽をするか、植え替えのときに株分けをして増やします。 また、開花後、2〜3週間ほどしたらタネが熟しますので、取りまきをするか、翌春に播いて育てます。 肥料 春と花後に緩効性の固形肥料を置肥きします。 病気・害虫 アブラムシが付くことがあります。また、さび病が発生しやすいので、殺菌剤を散布しておきます。 |
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