ユスラウメ

ユスラウメの花
写真 ユスラウメ
撮影時期 2018.3.17
栽培状況 庭植え

科名

バラ科

属名

ニワザクラ属

学名

Microcerasus tomentosa

園芸分類

落葉中木

別名

海桃

原産地

中国北部

主な用途

庭植え

花期

3〜4月

【ユスラウメについて】

ユスラウメは、中国原産のバラ科ニワザクラ属の落葉中木です。3〜4月に咲く花もきれいですが、6月頃に赤く色づく果実が印象に残ります。1本で実がなり、熟すと生食できますが、実が小さいことと、傷みが早いのでほとんど流通することはありません。食用というよりは、もっぱら観賞用に植えられています。

なお、ユスラというのは、韓国名の Yi-su-lat から転化したものと言われています。また、枝をゆすって実を落とすから、という説もあります。

子供の頃には、「ゆすって、ゆすって、ユスランメ」と歌いながら、木をゆすって実を集めたような、そんな記憶があります。ずいぶんと昔の話ですが・・・。

【栽培メモ】

庭植えにしていますが、樹勢が強く、植えた翌年には思っていた以上に木が大きくなりました。その後も枝がよく伸びますので、狭い場所に植えたため、毎年の剪定が必要になっています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ユスラウメの概要】

樹高

2〜3mほどになります。

花は、白〜淡桃色の一重の5弁花で、1箇所に1〜2花咲きます。

ユスラウメの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性が強く、全国で植えることができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Microcerasus・・・・・ギリシャ語の micro(小さい)+ cerasus(さくら)が語源です。

tomentosa・・・・・「ビロード毛のある」

【主な種類と品種】

特に品種名の付いたものはないようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ スペースに余裕がないとはきは、落葉期に伸びすぎた枝を剪定します。

植え付け

12月もしくは2月中旬〜3月上旬頃に植えつけます。土質はさほど選びません。木がすぐに大きくなりますので、鉢植えでは厳しいかと思われます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付けた後はたっぷりと水やりをして、支柱をしておきます。

ユスラウメの花

植え場所

日当たりを好みますが、半日陰でも育てられます。ただし、日がよく当たるところに植えた方が実付きがよくなります。

日常の管理

実がたくさん付きすぎると木が弱りますので、5月になったら摘果をして果実を減らします。

剪定

自然樹形で育てることができますが、年数がたつにつれ木がかなり大きくなります。したがって、スペースに余裕がないとはきは、落葉期に伸びすぎた枝を剪定します。

肥料

冬に寒肥として有機質肥料を株の周りに施します。樹勢が強いため量は少なめで差し支えありません。

病気・害虫

ウメシロカイガラムシが発生したら、ブラシや竹べらなどそぎ落としておきます。また、オビカレハが発生したら殺虫剤をかけて駆除しておきます。

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