ヤコウボク(夜香木) |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【ヤコウボクについて】 |
||||||||||||||||
ヤコウボク(夜香木)は、西インド諸島原産のナス科キチョウジ属の常緑低木で、英名をナイトジャスミンと言います。夜来香(イエライシャン)と間違えられることがありますが、夜来香はガガイモ科の別の植物です。 ヤコウボクは、花がたくさん咲きますが黄白緑色の小さい花なので、見映という点ではやや劣るかもしれません。しかし、夜になって咲く花はとてもよい香りを持っています。 【栽培メモ】 耐寒性はそれほど強くありませんが、庭植えにしていた木を冬が来る前に強剪定をして、ビニールの袋で覆って霜除けをしたところ、冬を越したことがあります。ただし、安全に冬を越させるなら、鉢植えにして室内に入れておく必要があります。 花は夏場によく咲きますが、2020年は10月の終わりにもよく咲きました。このときは、朝方まで花が咲いていました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【ヤコウボクの概要】 |
||||||||||||||||
樹高 2mほどにはなりますが、鉢植えで剪定して育てれば1mほどには収まります。 花 花は黄白緑色で、夜になって咲きます。花が終わるとパラパラと散っていきます。 夜になって咲く花は、とてもよい香りを持っています。 耐寒性・耐暑性
耐暑性はありますが耐寒性は弱く、霜に当たると枯れ込んでしまいます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Cestrum・・・・・ギリシャ語の kestron(彫刻刀)が語源です。 nocturnum・・・・・「夜の」、「夜咲きの」 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
この属の中では、キチョウジ(黄丁字)も栽培されていますが、見かける機会は少ないです。 |
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 伸びすぎた枝は適宜剪定し、強剪定は花後に行います。 植え付け 西インド諸島原産で耐寒性があまり強くないので、植えつけは春が適当です。関東以西の暖地ではしっかりと霜除けをすれば庭植えができますが、それ以外の地域は、鉢植えにします。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭植えにするときは、北風の当たらない南向きの日当たりのよいところを選びます。もっとも、半日陰でもよく花を付けます。 鉢植えは、春から秋は戸外の日当たりのよい場所に置きます。 植え替え 鉢植えの場合は、暖かくなった4月頃に一回り大きい鉢に植え替えます。根をよく張りますので、毎年植え替えないと根詰まりになります。 剪定 伸びすぎた枝は適宜剪定してやります。また、冬が来る前に、強めに剪定をしておきます。 冬の管理 関東以西の暖地では庭植えができますが、霜に当たると枯れてしまうことがあります。ですので、庭植えの場合は、強剪定をしてしっかりと霜除けをする必要があります。 鉢植えは、霜の当たらない軒下に置きます。寒さの厳しいときは室内に取り込みます。 ふやし方 挿し木で増やすことができます。 肥料 庭植えの場合は、それほど肥料を与えなくても毎年よく花が咲いてくれます。 鉢植えの場合は、春から秋まで緩効性の化成肥料を定期的に置肥します。 病気・害虫 特にないようです。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |