ヨルガオ |
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【ヨルガオについて】 |
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ヨルガオは、熱帯アメリカ原産のヒルガオ科サツマイモ属の春まき一年草で、明治のはじめに日本に入ってきています。 ところで、本種はヨルガオが標準和名ですが、ユウガオとされることがあります。しかし、ユウガオは、ウリ科ユウガオ属の Lagenaria siceraria var. hispida を指します。源氏物語に出てくる夕顔も、ウリ科の方だと言われています。 ただし、園芸上では、写真の花がもっぱらユウガオとして流通しています。おそらく、ヨルガオというのでは、なんとなく風情がありませんし、花が夕方から咲くことなどの理由からだと推測されます。近縁種に赤花夕顔(Ipomoea muricata)があり、こちらも栽培されています。 【栽培メモ】 タネを播いて育てましたが、丈夫で生育がよく、栽培はごくごく簡単でした。ただし、つるがよく伸びますので、それに備えて丈夫なネットなどが必要になりますが、準備が間に合わなくて困ったことがあります。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ヨルガオの概要】 |
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草丈 つる性で草勢がとても強く、よく伸びますので、アンドン仕立てにするにしても、かなり大型のものが必要になります。 花 白い大輪の花で、その名のとおり夕方になって開花し、朝になって日が当たり始めるとしぼんでしまいます。 花径は15pほどで、よい香りがします。短日性の草花ですので、9月になってから見ごろになります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性が強く、夏の暑さを好みます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい(誘引作業が必要になります) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ipomoea・・・・・ギリシャ語の ipo(イモ虫)+ homoios(似た)が語源です。 alba・・・・・「白い」、「白色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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アカバナユウガオは、ヨルガオとは別種で、淡赤紫の花が咲きます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ つるの伸びが旺盛ですので、ネットなどはしっかりしたものを準備しておきます。 タネまき 発芽温度が25度前後と高いので早まきは控え、5月になってからポリポットに直接まきます。 市販されているタネは傷つけずにまけるように処理されている場合が多いですが、前年に採ったタネを播く場合は、ヤスリなどでタネの表面を傷つけて、水に漬けてタネが膨らんでいるのを確認してから播くようにします。 ポリポットに2粒ほど播いて、覆土は1cmほどにします。発芽したら、丈夫な苗を1本残します。 植え付け ポットの底に根が回ったら、庭やプランターなどに定植します。 有機質に富んだところを好みますので、庭植えの場合は、腐葉土若しくはバーク堆肥を十分にすき込んでおきます。 庭に植える場合は、ネットやフェンスなどに這わして楽しみますが、つるがよく伸びますので、しっかりした大きめのものを準備します。 プランターで育てる場合は大型のものを使い、ネットなどに這わせてます。 鉢植えの場合は8〜10号程度の大きな鉢を使い、アンドン仕立てにするのが一般的です。 なお、6月頃、園芸店やホームセンターなどにポット苗が出回りますので、これを買ってきて植えつければ手軽に花を楽しめます。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 庭植えの場合は、30〜40cmほどの間隔にします。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 つるがとどんどんと伸びていきますので、適宜に誘引作業をしていきます。鉢植えは、鉢土が乾燥しすぎないようにします。 翌年も育てるならタネを採っておきます。 肥料 庭に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり30gほど入れ、後は株の状態を見て、追肥します。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、月1回ほど緩効性の固形肥料を置肥します。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 チッソ肥料は控えめにします。 病気・害虫 葉を多少食べられるくらいで、それほど大きな被害を与えるものはありませんが、他にはハダニが付くことがあります。 |
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