ヨルザキアラセイトウ |
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【ヨルザキアラセイトウについて】 |
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ヨルザキアラセイトウは、ストックと同じアラセイトウ属の秋播き一年草です。英名をナイトセンテッドストックというように、開花は夕方になり、日が射す頃には閉じてしまいます。強い香りではありませんが、顔を近づけると、ほんのりとよい香りが漂ってきます。 ストックと異なり、一重の花で派手な色彩ではないことと、夕方にならないと咲かないためか、ほとんど栽培されることはありません。しかし、はかなげな印象でなかなか風情があります。 【栽培メモ】 秋播きにして、花壇に定植するところまでは問題はなかったのですが、栽培途中で根腐れする株が相当に出ました。過湿になりすぎたのかもしれません。 写真の株は、10時ごろまで日が当たらない場所に植えていましたので、撮影をした9時ごろでもよく咲いていました。ただし、夜にはよい香りがしますが、写真を写した頃には、香りはなくなっていました。 |
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【ヨルザキアラセイトウの概要】 |
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草丈 30pほどになります。 花 一重の淡いピンク色の花が夕方に咲き始めます。夜になると、ほんのりとよい香りがします。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり、霜除けをせずに冬を越しました。耐暑性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Matthiola・・・・・イタリアの医師で博物学者の P.A.Mattioli への献名 longipetala・・・・・「長い花弁の」 |
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【主な種類と品種】 |
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アラセイトウ属では、ストックがよく栽培されています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 立ち枯れ病が発生しやすいので、その点に注意が必要です。 タネ播き 9月中旬〜10月上旬がタネまきの適期です。箱まきにして、薄く覆土します。まき時が遅くなると、苗が十分に育たないので、適期に播くことが大切です。 箱まきした場合は、発芽後、本葉が2〜3枚になったらポリポットに植え替えます。 植え付け 酸性土を嫌いますので、花壇に植え付けるときは、定植する前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 タネを播いて育てた株は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20pほどにします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、日が当たると花が萎れてきますが、10時頃まで日陰になる場所であれば、朝方でも花がきれいに咲いてくれます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、開花中は、朝方は日陰になるところに置くようにします。 日常の管理 鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないよう注意します。 冬の管理 耐寒性が強く、庭植えで冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 肥料 花壇に植える場合は、植え付け時に化成肥料を1u当たり30〜50gほど入れて置きます。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 特にはないですが、やや立ち枯れ病が発生しやすいと言えます。 |
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