モスキートブロッカー

モスキートブロッカーの花
写真 モスキートブロッカー
撮影時期 2016.6.26
栽培状況 庭植え

科名

フトモモ科

属名

ギョリュウバイ属

学名

Leptospermum liversidgei

園芸分類

常緑中低木

別名

レプトスペルマム

原産地

オーストラリア

主な用途

庭植え

花期

6月〜7月

【モスキートブロッカーについて】

モスキートブロッカーは、オーストラリア原産のフトモモ科ギョリュウバイ属の常緑中低木で、シトロネラという成分を含むことから蚊が嫌うと言われています。もっとも、効果については、1本だけでは確認することが難しいように思われます。

それはともかく、花が枝いっぱい咲きますので、花木として植えてもなかなかのものです。

また、オーストラリア原産の花木は、日本の気候に適してないものも少なくありませんが、モスキートブロッカーは夏の高温多湿にも耐え、耐寒性もそこそこありますので比較的育てやすいと言えます。

【栽培メモ】

株立ち状になるかなと思いましたが、いつの間にか1本立になって下の方が寂しくなってしまいました。早めに摘芯をした方がよかったのかなと思っています。

家の南側に植えていますが、特に問題なく冬を越していますので、温暖地では庭植えが可能と思われます。

【育て方は下へ ↓ 】

【モスキートブロッカーの概要】

樹高

中・低木とありますが、枝がどんどん伸びるということはなく、生育は比較的ゆっくりです。植えてから4、5年経っても1.5mほどにとどまっていました。

初夏から夏にかけて花径1.5cmほどの一重の花が咲きます。それぞれの花弁の中が淡い桃色で外側が白く、とても上品な花色です。下の写真は、つぼみが少し大きくなってきたところですが、白い部分が星型になって、こちらもなかなか魅力があります。

モスキートブロッカーの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い

夏の高温多湿には十分耐えます。耐寒性もそこそこあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Leptospermum・・・・・ギリシャ語の lepto(薄い、細い)+ spermum(種子)が語源です。

liversidgei・・・・・オーストラリアの科学振興に尽くしたイギリスの Archibald Liversidge に由来します。

【主な種類と品種】

ギョリュウバイ属の花木としては、ギョリュウバイがおなじみですが、他にはシルバーティ−ツリーなども栽培されています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 早めに切り戻して側枝を出すようにします。

植え付け

春から初夏に園芸店やホームセンターなどで苗が売られています。ポット苗で売られている場合が多いですが、この場合は、二回りほど大きな鉢に植えつけます。

温暖地の場合は庭植えできますが、ポット苗を購入したときは、最初の年は鉢植えで育て、しっかりした状態にして翌春に定植したほうが無難です。

モスキートブロッカーの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものに植えていましたが、特に問題はありませんでした。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、北風が当たらず日当たりがよいところが適しています。風通しがよければ最適ですが、比較的耐暑性があるので、それほど気にする必要はありません。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

鉢に植えたときは、2年に1回を目安に植え替えます。

日常の管理

幹の途中からは枝がほとんど出ませんので、早めに切り戻して側枝を出すようにします。時期は、花後が適しています。

冬の管理

温暖地では、庭植えの場合は、特に霜除けの必要はありません。鉢に植えたときは、軒下など霜の当たらないところに置きます。

寒さの厳しいところは、室内に取り込んだほうが安全です。

肥料

庭植えの場合は、春と秋に緩効性の化成肥料を株の周りに撒いて庭土になじませておきます。

鉢植えの場合は、夏場を除き春から秋まで緩効性の固形肥料を2ヶ月に1回程度与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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