モナルダ |
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【モナルダについて】 |
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モナルダは、北アメリカ東部のシソ科ヤグルマハッカ属の宿根草です。ところで、モナルダという場合、一般的には、タイマツバナ(松明花)と呼ばれるディディマ(Monarda didyma)、その近縁種のヤグルマハッカ(M. fistulosa)及びそれらの園芸交配種、さらには、一年草のレモンベルガモット(M. citriodora)をひとまとめにしてそう呼んでいる場合がほとんどです。 というのも、タイマツバナとヤグルマハッカはよく似ていて、見分けがつきにくいことや多くの交配種があることも一因かと思われます。ただし、レモンベルガモットは、独特の咲き方をしますので、見分けるのは容易です。 なお、モナルダは、その葉がイタリア産のベルガモット・オレンジに香りが似ているので、ベルガモットとも呼ばれます。ハーブの仲間に入れられていて、ハーブティーとして利用されますが、丈夫で花が美しいことから花壇にもよく植えられています。 【栽培メモ】 寒さに強く、暑さにもよく耐え、株が大きくなると花がにぎやかに咲いてくれます。上の写真の株は、株分けをして植え替える余裕がなかったことと、3〜4年くらい経って大株になっていたこともあって、花後に枯れてしまいました。 もっとも、定期的に株分けをして植え替えていれば、そうそう株がダメになることはありません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【モナルダの概要】 |
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草丈 1mほどに伸びます。葉や茎に芳香があります。 花 茎の先端に5〜8pほどの花房になります。花色は、白、ピンク、赤などがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性とも強く育てやすい花です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Monarda・・・・・16世紀のスペインの植物学者 Nicolas Monardes への献名 didyma・・・・・「双生の」、「対の」 fistulosa・・・・・「管状の」、「管状部のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 摘芯をすると花がたくさん咲くようになります。 タネまき 通常は、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して育てますが、タネも販売されていますので、タネから育てることができます。 発芽適温が15〜20度ほどなので、4月がタネまきの適期です。温暖地の場合は秋まきもできます。時期は9月下旬〜10月中旬が適期です。 苗箱に播いて、うすく覆土します。発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットや小鉢に植え替えて、薄い液肥を与えながら苗を育てます。 植え付け タネから育てた場合は、ポットの底に根が回ってきたら植え付けをします。花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も一緒に入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。 購入した株を植え付ける場合は、春の3〜4月、若しくは秋の9〜10月のどちらでもかまいません。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日向でも半日陰でもよく育ちますが、日当たりが悪く風通しが悪いところに植えるとウドンコ病が発生しやすくなります。 また、やや湿り気のある状態を好みますので、西日が長く当たるようなところは避けるようにします。 鉢やプランターに植えた場合も、夏場を除き、日当たりのよいところ、もしくは半日陰で育てます。 株間 よく広がりますので、花壇に植える場合は、30pほどの間隔をとって植え付けます。 植え替え 花壇に植えている場合は、株分けを兼ねては3〜4年に1回行います。時期は、春、秋どちらでもかまいません。 鉢植えは、毎年植え替えます。鉢から抜いて、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、株分けをするか、少し多めに古い土を落として植え替えます。 日常の管理 やや湿り気がある土を好み、乾燥に弱いので、鉢やプランターで育てる場合は、水切れに注意します。 枝数が少ない場合は、摘芯をすると花がたくさん咲くようになります。 夏の管理 耐暑性があるとはいえ、鉢やプランターは、夏場の水切れを防ぐためにも半日陰に移した方が安全です。 冬の管理 耐寒性がありますので、霜除けをしなくても冬を越します。 ふやし方 植え替え時に株分けで増やすほか、挿し芽ができます。 6月〜7月ごろに、新芽の先を10cmほど切って挿し穂にします。下葉を取ってから1時間ほど水に付けて吸水させ、バーミキュライトなどに挿します。乾かないよう管理をすれば、よく発根します。 肥料 花壇に植えた場合は、それほど多肥にしなくてもよく育ちます。3月と9月に緩効性の化成肥料を株元に施します。 鉢やプランターに植えた場合は、3月上旬〜7月と、9月上旬〜11月上旬に、月1回程度、緩効性の固形肥料を置肥をするか、2週間に1回ほど液肥を与えます。 病気・害虫 ウドンコ病にかかりやすいので、発生したら病気の葉を取り除いてから、早めに防除します。 |
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