マロウ |
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【マロウについて】 |
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単にマロウといってもいろいろな種類がありますが、コモンマロウと呼ばれるのは、和名をウスベニアオイというヨーロッパ、西アジア、北アフリカなどが原産のアオイ科ゼニアオイ属の宿根草です。学名はマルバ・シルベストリス(Malva sylvestris) で、ゼニアオイはこれの変種( var. mauritiana)とされています。なお、別種(M. mauritiana)とされている場合もあります。 マルバ・シルベストリスには、園芸品種もいくつかありますが、これらは、一般にはコモンマロウとは呼ばれず、単にマロウとされていることが多いので、ここでは、こうした品種を取り上げています。 タネも販売されていますので、タネから育てることができます。 【栽培メモ】 ‘セブリナ’という品種のタネが国華園から出ていましたので、秋まきにして、冬は不織布でトンネルをして育てたところ、写真のように5月になって賑やかに咲いてくれました。また、こぼれダネから発芽して、あちこちに顔を出して賑やかに咲いています。 ただし、大株になった開花株は大半が夏に枯れてしまいますので、短命な宿根草と言えます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【マロウの概要】 |
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草丈 1〜1.5mほどになります。 花 花径5〜6p程度です。花色は、ブルーやピンクがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があります。耐暑性もありますが、花後の夏には枯れることが多くなります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Malva・・・・・ギリシャ語の malache(柔らかくする)に由来するラテン古名が属名になっています。 sylvestris・・・・・「森に生ずる」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花が終わったら、切り戻しをしておきます。 タネまき タネから育てる場合は、3月下旬〜4月ごろに播きます。温暖地の場合は、秋まきもできます。直根性で移植を嫌うので、直まきにするか、ポットに播きます。覆土は5mmほどにします。 直まきの場合は、40〜50cm間隔で2〜3粒播いて、発芽後、よい苗を残してほかは間引きします。 ポリポットに播く場合は、3号のものを使用し、2〜3粒播いて、発芽後、徐々に間引いてしっかりした苗を1本残します。 植え付け ポットに播いて育てた場合は、ポットの底に根が回ったら定植します。 花壇に植える場合は、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておき、植え付けの際は腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 苗から育てる場合は、今のところ、苗が園芸店やホームセンターなどに出ることは少なく、種苗会社のカタログなどを見て購入します。 株が大きくなりますので、鉢やプランターで育てるのにはあまり適していないとは思いますが、植えるなら大きい鉢やプランターに植え付けるようにします。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 日当たりのよいところに植えつけます。鉢やプランターに植えた場合も日当たりのよいところに置くようにします。 日常の管理 株が伸びて、花の咲く頃になると倒伏しやすくなりますので、必要な場合は支柱を立てます。 花が終わったら、切り戻しをしておきます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 もっとも、温暖地の場合、秋まきして花壇に定植したときは、不織布でトンネルをして霜除けをすれば5月によく咲いてくれます。 肥料 花壇に植える場合は、やせ地でなければ、肥料はあまり必要ありません。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、1月ほどしたら、生育期間中、緩効性の固形肥料を1ヶ月に1回程度与えますが量は控えめでかまいません。液肥を2週間に1回程度与えてもかまいません。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。 病気・害虫 ヨトウムシやネキリムシに幼苗がやられることがあります。また、夏にはハマキムシが発生しやすいので、オルトラン粒剤などの除虫剤を株元に撒いておくことをおすすめします。 |
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