ゼニアオイ |
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【ゼニアオイについて】 |
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ゼニアオイは、ヨーロッパから西南アジア原産のアオイ科ゼニアオイ属の多年草で、江戸時代に中国から渡来した帰化植物です。とても強健で、つくりやすいことから、野生化しているのを見かけることもありますが、花自体なかなか美しいものです。 ゼニアオイは、マルバ・シルベストリス(M. sylvestris)の変種とされていますが、「APG原色牧野植物大図鑑」では、変種ではなくM. maurtianaとされています。 また、元のシルベストリスは、マロウあるいはコモンマロウと呼ばれることがあります。そして、マロウ(コモンマロウ)の園芸品種は、「マルバ ○○○」となっていることがあり、少し紛らわしいことになっています。 なお、ゼニアオイの「ゼニ」は、花形に由来しますが、花が五銖銭(ごしゅせん)と同じ大きさであることからという説もあります。 【栽培メモ】 丈夫な多年草で、一度植えると、こぼれダネから発芽してよく咲いてくれます。ただし、最近の猛暑で、やや宿根しづらくなっているような気がします。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ゼニアオイの概要】 |
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草丈 60cm〜70pほどの高さになります。 花 花径は2.5〜3pほどで、5弁の花が咲きます。この花の特徴は、大きな脈が入ることで、花にアクセントがつき、見栄えがします。 耐寒性・耐暑性
耐寒性があり、露地で越冬します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 malva・・・・・ギリシャ語の malache(軟らかくする)から出たラテン古名が属名になったものです。 sylvestris・・・・・「森に生ずる」 maurtiana・・・・・「モーリシャスの」 |
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【主な種類と品種】 |
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ゼニアオイの仲間については、こちらをご覧ください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ タネから育てる場合は、直播にするか、ポリポットに播きます。 タネまき タネから育てる場合は、3月下旬〜4月ごろに播きます。直根性で移植を嫌うので、直播にするかポリポットに播き、覆土は5mmほどにします。 直まきの場合は、40〜50cm間隔で2〜3粒播いて、発芽後、よい苗を残してほかは間引きします。 ポリポットに播く場合は、3号のものを使用し、2〜3粒播いて、発芽後、徐々に間引いてしっかりした苗を1本残します。 植え付け 株が大きくなりますので、庭植えが適しています。どうしても鉢やプランターで育てる場合は、10号鉢か大型のプランターに植えつけます。 庭に植える場合は、植えつけの前に、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。 ポットに播いて育てた場合は、ポットの底に根が回ったら定植しますが、直根性ですので定植が遅れないようにします。 植えつける際には、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。 株分けしたものを植えつける場合は、10〜11月ごろに植えつけます。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。 日常の管理 庭に植えた場合は、害虫に気を付ける以外、ほとんど手間がかかりません。 鉢に植えた場合は、鉢土の表面がよく乾いたら十分に水やりします。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 ふやし方 タネから育てる以外に、10〜11月に株分けして増やすことができます。 肥料 庭に植えた場合は、やせ地でなければ肥料はほとんど必要ありません。 鉢やプランターに植えた場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、春先と花後に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 夏になるとハマキムシがつきやすく、うっかりすると大きな被害を被るので、オルトラン粒剤などの除虫剤を株元に播いておくことをおすすめします。 |
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