マルバストラム

マルバストラムの花
写真 マルバストラム
撮影時期 2022.5.23
栽培状況 庭植え

科名

アオイ科

属名

エノキアオイ属

学名

Malvastrum lateritium

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

アルゼンチン、ウルグアイ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【マルバストラムについて】

マルバストラムは、アルゼンチン、ウルグアイ原産のアオイ科エノキアオイ属の宿根草です。暑さ、寒さに強く、ほふく性で横に広がっていきますので、庭に植える場合はグランドカバーとして利用することもできます。花は、株を覆うというほど密には咲きませんが、それでも結構よく咲いてくれます。

マルバストラムという名前は、属名をとったものですが、これは、「マルバ属(ゼニアオイ属)に似た」という意味です。もっとも、マルバストラムはほふく性ですので形状は異なります。

なお、エノキアオイ(Malvastrum coromandelianum)は北アメリカ原産で、沖縄などでは野生化しているようですが、園芸種としては栽培されていません。

【栽培メモ】

暑さ、寒さに強く、丈夫で育てやすい宿根草で、花もなかなかきれいです。ただし、庭植えにしたところ、ほふく性で株がかなり広がりますので、そこそこスペースが必要となりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【マルバストラムの概要】

草丈

上には伸びず、横に広がります。

一重の花で、花径は4pほどです。花色は淡い橙色で、中心に濃いリングが入ります。

マルバストラムの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Malvastrum・・・・・「マルバ属に似た」

lateritium・・・・・「レンガ赤の」

【主な種類と品種】

エノキアオイ属では、本種のみが流通しています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ ほふく性で、株がかなり広がりますので、そこそこのスペースが必要となります。

植え付け

5月〜6月頃に園芸店やホームセンターなどにポット苗が出回りますので、通常は、これを買って植え付けます。種苗会社のカタログにもよく載っています。

耐寒性、耐暑性がありますので、そのまま庭に植えてもよいですし、プランターで育てるときは、径の大きな浅底のプランターなどが適しています。また、鉢植えで育てる場合は、アンドン仕立てや吊り鉢にして育てることもできます。

庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

マルバストラムの花

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。

時期は、春が一般的ですが、温暖地では秋でも差し支えありません。

日常の管理

過湿に弱いので、鉢植えの場合は表面が乾いてから水を与えます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、温暖地の場合は、庭植えでも霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、軒下などに置き、水やりは少なくします。

マイナス5度を下回ることがある地域では、庭植えの場合は霜除けが必要です。鉢やプランターは霜の当たらないところに置くようにします。

ふやし方

植え替えの時に、株分けして増やすことができます。

肥料

庭に植えた場合は、特に肥料を与えなくても差し支えありません。

鉢やプランターに植えるときは、元肥のほか、4〜6月と9〜10月に、緩効性の固形肥料を定期的に与えるか、もしくは、月に2回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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