マルバストラム |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【マルバストラムについて】 |
|||||||||||||||||||
マルバストラムは、アルゼンチン、ウルグアイ原産のアオイ科エノキアオイ属の宿根草です。暑さ、寒さに強く、ほふく性で横に広がっていきますので、庭に植える場合はグランドカバーとして利用することもできます。花は、株を覆うというほど密には咲きませんが、それでも結構よく咲いてくれます。 マルバストラムという名前は、属名をとったものですが、これは、「マルバ属(ゼニアオイ属)に似た」という意味です。もっとも、マルバストラムはほふく性ですので形状は異なります。 なお、エノキアオイ(Malvastrum coromandelianum)は北アメリカ原産で、沖縄などでは野生化しているようですが、園芸種としては栽培されていません。 【栽培メモ】 暑さ、寒さに強く、丈夫で育てやすい宿根草で、花もなかなかきれいです。ただし、庭植えにしたところ、ほふく性で株がかなり広がりますので、そこそこスペースが必要となりました。 |
|||||||||||||||||||
【マルバストラムの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 上には伸びず、横に広がります。 花 一重の花で、花径は4pほどです。花色は淡い橙色で、中心に濃いリングが入ります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性がありますが、花壇に植えた場合、−5度を下回ることがある地域では霜除けが必要になります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Malvastrum lateritium 学名の説明 Malvastrum・・・・・「マルバ属(ゼニアオイ属)に似た」 lateritium・・・・・「レンガ赤の」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
エノキアオイ属では、本種のみが流通しています。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ ほふく性で、株がかなり広がりますので、そこそこのスペースが必要となります。 植え付け 5月〜6月頃に園芸店やホームセンターなどにポット苗が出回りますので、通常は、これを買って植え付けます。種苗会社のカタログにもよく載っています。 耐寒性、耐暑性がありますので、そのまま庭に植えてもよいですし、プランターで育てるときは、径の大きな浅底のプランターなどが適しています。また、鉢植えで育てる場合は、アンドン仕立てや吊り鉢にして育てることもできます。 庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 植え替え 鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。 時期は、春が一般的ですが、温暖地では秋でも差し支えありません。 日常の管理 過湿に弱いので、鉢植えの場合は表面が乾いてから水を与えます。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、温暖地の場合は、庭植えでも霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、軒下などに置き、水やりは少なくします。 マイナス5度を下回ることがある地域では、庭植えの場合は霜除けが必要です。鉢やプランターは霜の当たらないところに置くようにします。 ふやし方 植え替えの時に、株分けして増やすことができます。 肥料 庭に植えた場合は、特に肥料を与えなくても差し支えありません。 鉢やプランターに植えるときは、元肥のほか、4〜6月と9〜10月に、緩効性の固形肥料を定期的に与えるか、もしくは、月に2回程度液肥を与えます。 病気・害虫 特にはないようです。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |