ミヤマホタルカズラ

ミヤマホタルカズラの花
写真 ミヤマホタルカズラ
撮影時期 2007.4.8
栽培状況 開花株購入

科名

ムラサキ科

属名

リソドラ属

学名

Lithodora diffusa

園芸分類

常緑低木

別名

リソドラ

原産地

ヨーロッパ

主な用途

鉢植え

花期

4〜5月

【ミヤマホタルカズラについて】

ミヤマホタルカズラは、フランス北西部からヨーロッパ南西部が原産のムラサキ科ミヤマホタルカズラ属の常緑低木です。リソドラとも呼ばれ、園芸店やホームセンターなでもよく見かけます。鮮やかな紫、青などの小さな花がたくさん咲きますので人気があります。

海岸部などに多く自生していますが、夏の強光と高温多湿を嫌いますので関東以西の温暖地では夏越しが厳しいと言えます。

なお、ホタルカズラ(Lithospermum zollingeri)と呼ばれるほふく性の常緑低木もありますが、こちらはムラサキ属の別種です。

【栽培メモ】

咲き初めの株を購入して鉢植えで育てていましたが、花は十分に楽しるものの、高知の夏は厳しすぎるのか、夏には枯れてしまいました。もっとも、花が美しいので、1年ものと思えばストレスがたまりません。

【育て方は下へ ↓ 】

【ミヤマホタルカズラの概要】

樹高

10〜35p程度ですが、園芸店などで15pほどのものがよく売られています。

花径は1pほどです。紫や青の他、白と青の複色花になった品種も出回ってます。

ミヤマホタルカズラの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

耐寒性は強く、−5度程度は大丈夫のようです。ただし、真夏の蒸し暑さが苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Lithodora・・・・・ギリシャ語の litho(石)+dorea(贈り物)が語源です。
※ 自生地の環境に由来すると思われます。

diffusa・・・・・「散らばった」、「広がった」

【主な種類と品種】

‘ザ・スター’

白と青の複色花で、人気のある品種です。

‘ブルーコメット’

この花も二色咲きの品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿を嫌いますので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

植え付け

春に花の咲いた株が園芸店やホームセンターなどで売られています。販売されている株は通常、小さな鉢に植えられていますので、根詰まり気味の時は、根鉢を崩さないようにして、一回り若しくは二回り大きい鉢に植え替えます。

高温多湿に弱いので、通常の庭植えでは夏を越すのが厳しく、鉢植えの方が育てやすいと思われます。温暖地では、鉢植えでも、夏越しは容易ではありません。

置き場所

秋から春は日当たりのよいところに置きます。梅雨時など長雨が予想されるときは、雨のかからないところに移したほうが安全です。

ミヤマホタルカズラの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使うようにします。山野草用土、もしくは、赤玉土、鹿沼土、軽石砂を等量に混ぜた用土などが一例です。

植え替え

植え替えは2年に1回の頻度で行います。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

花後に、伸びた茎を切り戻しをしておきます。

夏の管理

夏の強光と高温多湿が苦手ですので、初夏になったら半日陰に移し、真夏は風通しのよい、明るい日陰に置きます。

冬の管理

耐寒性が強く、関東以西の温暖地では戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

挿し木で増やすことがてきます。

肥料

肥料は控えめにし、4月〜5月、9月〜10月に、月1回、薄めの液肥を与えるようにます。

病気・害虫

特にないようですが、夏場の蒸れに注意します。

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