ミツバハマゴウ |
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【ミツバハマゴウについて】 |
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ミツバハマゴウは、ハマゴウ(写真:下)の近縁種で、九州南部や東南アジアなどに分布しています。耐寒性がやや弱く、無霜地域でないと庭植えは難しいですが、関東以西の温暖地であれば霜除けをすれば冬を越せます。 あまり出回ることはなく、入手する機会がなかったですが「おぎはら植物園」のカタログに'プルプレア'という品種が載っていました。 【栽培メモ】 セイヨウニンジンボクも同じ属ですが、セイヨウニンジンボクのように勢いよく枝が伸びることはなく、生育は比較的ゆっくりです。それでも、だんだんと枝が伸びてきましたので、剪定は欠かせません。 耐寒性が気になるころですが、冬が来る前に思い切って強剪定をして、その上に袋を掛けて霜除けをして、冬を越していました。 なお、木が大きくなったこともあり霜除けをせずそのままにしていたところ、−3〜−4度という日があって寒さで枯れてしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ミツバハマゴウの概要】 |
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樹高 樹高は2〜3mほどです。'プルプレア'は、葉の裏側が紫がかった色が特徴です。 花 藤色の花が咲きますが、それほど密には咲きません。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性は弱いと言えます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ (耐寒性が弱いので)庭植えはやや難しい ※ (冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Vitex・・・・・この属の植物の枝でかごを編んだことに由来します。 trifolia・・・・・「三つ葉の」 |
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【主な種類と品種】 |
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販売されているのは、'プルプレア'という品種です。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 大きくなりすぎたときは、落葉後に全体を強剪定をします。 植え付け 落葉樹ですので、植え付け、植え替えは、春先の新芽が出る前が適期です。耐寒性が弱いので鉢植えで育てることになります。関東以西の温暖地では、霜除けをすれば、庭植えにできないこともありません。 耐寒性が少し弱いので、庭植えにするとしても、苗が小さいときは鉢植えで養成してから、庭植えする方がいいのではないでしょうか。 庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢で育てる場合は、まずは、6号程度の鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭植えの場合は、北風の当たらない日当たりのよいところが適していますが、半日陰でも大丈夫です。 鉢植えは、春から秋は日当たりのよいところに置きますが、夏は半日陰に置くと、水やりの手間が多少とも省けます。 植え替え 鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。 鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を三分の一ほど落として、一回り大きい鉢に植え替えます。 日常の管理 鉢植えは、夏場の水やりを怠って乾燥させすぎないよう注意します。 剪定 枝の伸びはゆっくりですし、徒長枝があまり出ませんので、植えつけてしばらくは剪定の必要ありません。ただ、庭植えでは年数が経つと木に勢いが出てきますので、大きくなりすぎたときは、落葉後に全体を強剪定します。 冬の管理 耐寒性がそれほど強くないので、鉢植えは霜の当たらない軒下などに移します。 庭植えの場合も、無霜地域でなければ切り戻しをして、霜除けをする必要があります。 肥料 庭に植えた場合は、2月に寒肥を与えます。鉢植えは、春先に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 特にはないようです。 |
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