セイヨウニンジンボク

セイヨウニンジンボクの花
写真 セイヨウニンジンボク
撮影時期 2012.7.1
栽培状況 庭植え

科名

シソ科

属名

ハマゴウ属

学名

Vitex agnus-castus

園芸分類

落葉中木

別名

チェストツリー、バイテックス

原産地

地中海〜西アジア

主な用途

庭植え

花期

7〜9月

【セイヨウニンジンボクについて】

セイヨウニンジンボクは、南ヨーロッパから西アジア原産のシソ科ハマゴウ属の落葉中木で、古くからホルモンのバランスを整えるハーブとして活用されてきました。また、花が美しいことから、花木として人気があり、よく植えられています。

ところで、ニンジンボク(Vitex cannabifolia )は、中国原産で、葉の形がチョウセンニンジンに似ていることから、この名が付けられています。セイヨウニンジンボクは、このニンジンボクと同属で南ヨーロッパなどが原産だということで、その名前が付いたと言われています。

【栽培メモ】

非常に生育が旺盛で、庭植えにしていたところ、あっという間に大きくなりました。大きくなりすぎたため、一度、冬に地際近くまで思い切って強剪定をしましたが、そのうちに元の大きさに戻りました。

【育て方は下へ ↓ 】

【セイヨウニンジンボクの概要】

樹高

2〜3mほどになります。全株に香りがあります。

花茎の先端に小さな花が集まって10pほど円錐状になって咲きます。花色は淡紫や白花があります。

セイヨウニンジンボクの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐暑性があり、耐寒性も強いので、庭植えができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Vitex・・・・・viere(結ぶ)から出た植物名に由来します。

agnus-castus・・・・・ 貞操という意味があります。

【主な種類と品種】

ブルーとシルバースパイヤーの2種類の品種がでていました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ スペースが十分ないときは、冬期に強剪定をします。

植え付け

通常は、春に鉢植えの苗木が売られていますので、これを買って植えつけますが、秋に植えても差し支えありません。非常に生育がよく、枝もよく伸びますので、鉢植えには不向きです。

苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

セイヨウニンジンボクの花

植え場所

日当たりのよいところに植えつけます。枝がよく伸び、横にも広がりますので、剪定をするにしても広めのスペースが必要です。

剪定

樹形そのものはそれほど乱れませんので、スペースに余裕があれば、冬場に、伸びすぎた枝を切り詰めたり、特に目障りな枝を切り取って樹形を整える程度にします。

スペースが十分ないときは、冬期に強剪定をして樹形をコンパクトにして育てます。思い切って剪定しても、問題はありません。

肥料

幼木のときは、冬場に寒肥として、油かすや緩効性の化成肥料を施します。生育が旺盛なので、成木になれば肥料はほとんど必要はありません。

病気・害虫

特にはありません。

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