ベンガルヤハズカズラ |
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【ベンガルヤハズカズラについて】 |
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ベンガルヤハズカズラ(ベンガル矢筈葛)は、インドから東南アジア原産のキツネノマゴ科ヤハズカズラ属のつる性の非耐寒性多年草です。植物園の温室などで大きくつるを伸ばした株を見かけることが多いですが、温室がなくても花を楽しむことができます。 冬を越した株は、暖かくなるにつれてつるがどんどんと伸びていき、9月ごろには花が咲き始めます。枝の伸びが非常に旺盛ですのでネットに這わせて栽培しようとすると思った以上にスペースを必要とします。 【栽培メモ】 ‘オーガスタスブルー’を庭植えで育ててみましたが、1年目はそれほど大きな株にはなりませんでした。 そこで、冬がくる前に地際で切り戻しをして、赤玉土の空袋をかけ、その上にポリフィルムでマルチをしました。また、特に寒い日は更にその上にムシロを掛けてあったところ、マイナス4度ほどに下がった日がありましたが何とか冬を越すことができました。 その後は、暖かくなるにつれて生育が早くなり、二階のベランダにつるが届きました。花は8月末にぼつぼつ咲き始め、9月になってよく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ベンガルヤハズカズラの概要】 |
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草丈 ツル性で伸びがとても旺盛です。庭植えにしたところ5mを越えました。 花 花径10cmほどの花が咲きます。花付きは、まずまずです。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。関東以西の暖地でも、庭植えにして冬を越させるには、厳重に霜除けをする必要があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Thunbergia・・・・・19世紀のスウェーデンの植物学者 Carl Peter Thunberg への献名 grandiflora・・・・・「大きな花の」 |
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【主な種類と品種】 |
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‘オーガスダルー’というブルーの濃い品種があります。なお、ヤハズカズラ属の仲間では、ヤハズカズラ(Thunbergia alata)やツンベルギア・エレクタ(Thunbergia erecta)などが栽培されています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 生育がとても旺盛なので、大きめの支柱やネットなどを準備します。 植え付け 耐寒性がないので、通常は、鉢植えで育てます。株が大きくなりますので、鉢も大きめの鉢が必要になります。 つる性で、生育が旺盛ですので、大きめのアンドンを準備しておきます。 関東以南の暖地では、厳重に霜除けをすれば庭植えで育てることができます。 庭植えにする場合は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 庭植えの場合は、ネットやフェンスに這わせますが、広い面積を必要とします 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、家の南側の日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 植え替え 鉢植えの場合は毎年植え替えます。時期は、十分暖かくなった4月下旬〜5月ごろが適当です。 古い用土を落とし、根を切り戻して一回り大きめの鉢に植え替えます。鉢が十分に大きくなって、同じ大きさの鉢を使うときは、古い土と根をもう少し多く落として植え替えます。 日常の管理 暖かくなってくると、ツルの伸びが旺盛になるので、順次支柱やネットなどに絡ませていきます。 冬の管理 耐寒性がないので、鉢植えの株は室内に取り込みますが、取り込む前に強剪定をしておきます。水やりは、控えめにします。 温暖地の場合、11月には強剪定して厳重に霜除けをすれば、庭植えでも冬を越せます。 肥料 庭植えの場合は、やせ地でなければ元肥以外に追肥の必要ありません。 鉢植えにする場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 葉の裏にアブラムシがつくことがあります。 |
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